著者プロフィール                

       
冷蔵庫 〜 『一隅を照らす』特別連載(その9)

市川 博昭

昭和7 年、静岡県生まれ。旧制静岡高等学校1 年修了後、新制東京大学文学部仏文科、法学部公法学科卒業。国家公務員六級職(法律)試験合格、農林省入省。退官後、協同組合飼料工業会常務理事、帝蚕倉庫取締役現業副本部長を経て、同代表取締役社長。(財)大日本蚕糸会監事を歴任、現在に至る。

冷蔵庫 〜 『一隅を照らす』特別連載(その9)

  昔、三島に住んでいたころ、富士山の雪解け水が三島駅近くの楽寿苑に湧き出て、我が家の裏庭を流れていた。夏にはスイカを沈めておくと冷たくおいしく食べられた。天然の冷蔵庫であった。東京に住んでからは、冷蔵庫は引っ越しのたびに買い替え、次第に大型になり、アメリカ製から韓国のサムソン、そして国産になり、現在は東芝の冷蔵庫が一階と二階に一つずつ、小型が一個二階にある。二人になっても結構いっぱいになり、女房も目当ての品物を探すのに一苦労する。戦後、テレビ、冷蔵庫、掃除機は三種の神器と言われ、テレビも冷蔵庫も購入するたびに大型化してきた。大型化したから、買い替えるのかもしれぬ。H20,5,29国産の東芝に買い替え、リサイクル運搬費込みで、104,000円であった。冷蔵庫は冷凍食品の開発に拍車をかけ、共稼ぎ世帯の食生活を随分楽にした。一方、食品廃棄物も増え、年間632万トン、一人あたり茶碗一杯分約130gが捨てられる。我が家では食品ごみ処理機が大活躍し、コンポストを排出し、草木の肥料に貢献している。食べ物連鎖がしっかりしている。

『一隅を照らす』特別連載 【全37回】 公開日
(その1)狸二度目の対面 2019年4月11日
(その2)初雪 2019年6月28日
(その3)ストレス 2019年7月5日
(その4)終戦の日 2019年8月26日
(その5)人生に寄り道なし 2019年9月6日
(その6)もやし 2019年10月4日
(その7)教養主義 2019年11月1日
(その8)黄色いマーク 2019年12月6日
(その9)冷蔵庫 2020年1月10日
(その10)根 気 2020年2月7日
(その11)小田急が学生寮開業 2020年3月6日
(その12)コンパクト・シティ 2020年4月3日
(その13)行政の電子化 2020年5月1日
(その14)地域密着型弁護士 2020年5月29日
(その15)座るとき、どうこいしょ 2020年6月30日
(その16)市民農園 2020年7月31日
(その17)ALS(筋萎縮側索硬化症) 2020年8月31日
(その18)卵 2020年9月30日
(その19)生きがい 2020年10月30日
(その20)からだ測定会 2020年11月30日
(その21)高齢者が高齢者を支える金融モデル 2020年12月28日
(その22)孤独 2021年1月29日
(その23)猫の日 2021年2月26日
(その24)首都圏の私大が都心へ回帰 2021年3月31日
(その25)さくら 2021年4月30日
(その26)箱根山 2021年5月28日
(その27)腎臓透析 2021年6月30日
(その28)おもてなし続編 2021年7月30日
(その29)筋肉 2021年8月31日
(その30)地域医療の行方 2021年9月30日
(その31)富士山 2021年10月29日
(その32)高齢の認知症老人は暴力的か 2021年11月30日
(その33)配膳のマナー 2021年12月28日
(その34)下垂体卒中 未公開