著者プロフィール                

       
からだ測定会 〜 『一隅を照らす』特別連載(その20)

市川 博昭

昭和7 年、静岡県生まれ。旧制静岡高等学校1 年修了後、新制東京大学文学部仏文科、法学部公法学科卒業。国家公務員六級職(法律)試験合格、農林省入省。退官後、協同組合飼料工業会常務理事、帝蚕倉庫取締役現業副本部長を経て、同代表取締役社長。(財)大日本蚕糸会監事を歴任、現在に至る。

からだ測定会 〜 『一隅を照らす』特別連載(その20)

「女性は理系に向かない」、「障碍者には簡単な仕事を」などこうした思い込みを「アンコンシャス・バイパス」訳して「無意識の偏見」と呼ぶそうである。高齢者を見る目にも当てはまり、仕事を任せるには体力や処理能力の低下を心配する。こうした企業の「偏見」も考え直してもらう活動として、シニアの握力や歩く際の敏捷さなどを計り、記憶力と読解力や計算力もテストし、データーで元気な姿を示す。こうした「からだ測定会」を開き、シニアと企業の橋渡しをする。ルクルート次世代事業開発室の宇佐川邦子さんが発案した。「からだ測定会」を開き、その結果に基づいたその人の適性を判定する。介護スタッフ、接客、販売、店長代理、監視、見守り業務など本人に向いている仕事を具体的に本人と企業の双方からつかむ。測定会は,体力の心配から仕事に就くのをあきらめているシニアに自信を取り戻すきっかけとなる。特にシニアは体力や処理能力の個人差が広がり、そうした多様性を理解することが企業に求められている。からだ測定会は、こうした企業の「無意識の偏見」を取り払うきっかけとなるだろう。

『一隅を照らす』特別連載 【全37回】 公開日
(その1)狸二度目の対面 2019年4月11日
(その2)初雪 2019年6月28日
(その3)ストレス 2019年7月5日
(その4)終戦の日 2019年8月26日
(その5)人生に寄り道なし 2019年9月6日
(その6)もやし 2019年10月4日
(その7)教養主義 2019年11月1日
(その8)黄色いマーク 2019年12月6日
(その9)冷蔵庫 2020年1月10日
(その10)根 気 2020年2月7日
(その11)小田急が学生寮開業 2020年3月6日
(その12)コンパクト・シティ 2020年4月3日
(その13)行政の電子化 2020年5月1日
(その14)地域密着型弁護士 2020年5月29日
(その15)座るとき、どうこいしょ 2020年6月30日
(その16)市民農園 2020年7月31日
(その17)ALS(筋萎縮側索硬化症) 2020年8月31日
(その18)卵 2020年9月30日
(その19)生きがい 2020年10月30日
(その20)からだ測定会 2020年11月30日
(その21)高齢者が高齢者を支える金融モデル 2020年12月28日
(その22)孤独 2021年1月29日
(その23)猫の日 2021年2月26日
(その24)首都圏の私大が都心へ回帰 2021年3月31日
(その25)さくら 2021年4月30日
(その26)箱根山 2021年5月28日
(その27)腎臓透析 2021年6月30日
(その28)おもてなし続編 2021年7月30日
(その29)筋肉 2021年8月31日
(その30)地域医療の行方 2021年9月30日
(その31)富士山 2021年10月29日
(その32)高齢の認知症老人は暴力的か 2021年11月30日
(その33)配膳のマナー 2021年12月28日
(その34)下垂体卒中 未公開