著者プロフィール                

       
地域密着型弁護士 〜 『一隅を照らす』特別連載(その14)

市川 博昭

昭和7 年、静岡県生まれ。旧制静岡高等学校1 年修了後、新制東京大学文学部仏文科、法学部公法学科卒業。国家公務員六級職(法律)試験合格、農林省入省。退官後、協同組合飼料工業会常務理事、帝蚕倉庫取締役現業副本部長を経て、同代表取締役社長。(財)大日本蚕糸会監事を歴任、現在に至る。

地域密着型弁護士 〜 『一隅を照らす』特別連載(その14)

 私達の住む団地には弁護士の奥様が民生・児童委員を務め、大変熱心に地域社会福祉に貢献しておられるが、弁護士の御主人とは全く面識がない。私が会社の社長を務めていたころ、顧問弁護士がいたが、先代が30年以上社長を務めて逝去し、税務署と支出可能な最大限の退職金を相談し、3億円と決定し、遺族に支給したが、遺族から山下町10階ビル建設をめぐり、株主代表訴訟が提起され、社長個人が被告のため、会社顧問弁護士が使えず、顧問弁護士推薦の日産自動車(株)所属労働法専門弁護士が推薦され、私自身が訴訟調書を書き、答弁に立ち、横浜地裁・高裁いずれも勝訴した。弁護士との付き合いはこれがはじめで最後である。最近、弁護士も地域に根づいた社会福祉の担い手として活躍する動きが出ている。第二東京弁護士会が全国に先駆けて「ホームロイヤー制度」を導入した。高齢者個人を対象とした顧問弁護士として期待されている。弁護士はもともと一人一人が事業主で、共同作業を強いたりできない職業とされてきたが、「ホームロイヤー制度」は最初に話し相手としてかかわり、だんだんに相続・財産管理の相談を受け、弁護士中心に地域の関係者との連携が進めば、高齢者も心強く、弁護士とのパイプは高齢者にとって極めて有意義である。

『一隅を照らす』特別連載 【全37回】 公開日
(その1)狸二度目の対面 2019年4月11日
(その2)初雪 2019年6月28日
(その3)ストレス 2019年7月5日
(その4)終戦の日 2019年8月26日
(その5)人生に寄り道なし 2019年9月6日
(その6)もやし 2019年10月4日
(その7)教養主義 2019年11月1日
(その8)黄色いマーク 2019年12月6日
(その9)冷蔵庫 2020年1月10日
(その10)根 気 2020年2月7日
(その11)小田急が学生寮開業 2020年3月6日
(その12)コンパクト・シティ 2020年4月3日
(その13)行政の電子化 2020年5月1日
(その14)地域密着型弁護士 2020年5月29日
(その15)座るとき、どうこいしょ 2020年6月30日
(その16)市民農園 2020年7月31日
(その17)ALS(筋萎縮側索硬化症) 2020年8月31日
(その18)卵 2020年9月30日
(その19)生きがい 2020年10月30日
(その20)からだ測定会 2020年11月30日
(その21)高齢者が高齢者を支える金融モデル 2020年12月28日
(その22)孤独 2021年1月29日
(その23)猫の日 2021年2月26日
(その24)首都圏の私大が都心へ回帰 2021年3月31日
(その25)さくら 2021年4月30日
(その26)箱根山 2021年5月28日
(その27)腎臓透析 2021年6月30日
(その28)おもてなし続編 2021年7月30日
(その29)筋肉 2021年8月31日
(その30)地域医療の行方 2021年9月30日
(その31)富士山 2021年10月29日
(その32)高齢の認知症老人は暴力的か 2021年11月30日