著者プロフィール                

       
ALS(筋萎縮側索硬化症) 〜 『一隅を照らす』特別連載(その17)

市川 博昭

昭和7 年、静岡県生まれ。旧制静岡高等学校1 年修了後、新制東京大学文学部仏文科、法学部公法学科卒業。国家公務員六級職(法律)試験合格、農林省入省。退官後、協同組合飼料工業会常務理事、帝蚕倉庫取締役現業副本部長を経て、同代表取締役社長。(財)大日本蚕糸会監事を歴任、現在に至る。

ALS(筋萎縮側索硬化症) 〜 『一隅を照らす』特別連載(その17)

8月8日の日経朝刊連載の新聞小説に「ALS」が出てきて、主人公が絶対になりたくない病気だといっている。向かいのKさんが7月23日(月)夕食中に突然倒れ、奥さんが小生に助けを求めてきた。急遽、女房ともども参上したところ、リビングルーム入り口で倒れており、足が上がらず、起き上がれない状態であった。原因がわからず、翌朝救急車で麻生病院に移送され、3日間入院し、歩いて自宅の階段を上がったが、転倒し、左腕の手のひらを骨折してしまった。以来、外出せず、室内で歩行訓練を続けた。原因はわからないが、往時、山歩きの達人が最近、まったく歩かず、女房の運転する車で用事を済ませ、散歩もしないため、高齢といっても一つ年下で筋肉の衰えが急激に出たのではないかと思う。新聞小説にも出るようでは、ALSはかなり広がっている模様である。反面教師ではないが、私共はますます毎日の散歩に精を出しておる。というのは、同年配の謡仲間が突然腰を抜かし、車いす生活になったという情報があり、要警戒の年齢になったと自覚している。Kさんは目下マッサージ師の来訪を受けて、自宅で治療している。8月12日(月)歩けるようになったと快癒祝のヴァンクーヘンを頂戴した。Kさんは9月から週3回リハビリに通う。ALSの推定人数は日本でおよそ6000人、発症年齢は平均59歳、男 性 の ほ う が1,5倍 と 女 性 よ り 多 い 。

『一隅を照らす』特別連載 【全37回】 公開日
(その1)狸二度目の対面 2019年4月11日
(その2)初雪 2019年6月28日
(その3)ストレス 2019年7月5日
(その4)終戦の日 2019年8月26日
(その5)人生に寄り道なし 2019年9月6日
(その6)もやし 2019年10月4日
(その7)教養主義 2019年11月1日
(その8)黄色いマーク 2019年12月6日
(その9)冷蔵庫 2020年1月10日
(その10)根 気 2020年2月7日
(その11)小田急が学生寮開業 2020年3月6日
(その12)コンパクト・シティ 2020年4月3日
(その13)行政の電子化 2020年5月1日
(その14)地域密着型弁護士 2020年5月29日
(その15)座るとき、どうこいしょ 2020年6月30日
(その16)市民農園 2020年7月31日
(その17)ALS(筋萎縮側索硬化症) 2020年8月31日
(その18)卵 2020年9月30日
(その19)生きがい 2020年10月30日
(その20)からだ測定会 2020年11月30日
(その21)高齢者が高齢者を支える金融モデル 2020年12月28日
(その22)孤独 2021年1月29日
(その23)猫の日 2021年2月26日
(その24)首都圏の私大が都心へ回帰 2021年3月31日
(その25)さくら 2021年4月30日
(その26)箱根山 2021年5月28日
(その27)腎臓透析 2021年6月30日
(その28)おもてなし続編 2021年7月30日
(その29)筋肉 2021年8月31日
(その30)地域医療の行方 2021年9月30日
(その31)富士山 2021年10月29日
(その32)高齢の認知症老人は暴力的か 2021年11月30日