著者プロフィール                

       
下垂体卒中 〜 『一隅を照らす』特別連載(その34)

市川 博昭

昭和7 年、静岡県生まれ。旧制静岡高等学校1 年修了後、新制東京大学文学部仏文科、法学部公法学科卒業。国家公務員六級職(法律)試験合格、農林省入省。退官後、協同組合飼料工業会常務理事、帝蚕倉庫取締役現業副本部長を経て、同代表取締役社長。(財)大日本蚕糸会監事を歴任、現在に至る。

下垂体卒中 〜 『一隅を照らす』特別連載(その34)

 謡仲間のYさんが4月14日に下垂体卒中で虎の門病院に緊急入院し、4月23日に手術を受け、5月15日退院予定と三菱商事に勤める長男さんからハガキをいただいた。奥様は認知症に罹患しているとのこと。

 一体、下垂体卒中とはどんな病気だろうか、本当に年を取るといろいろの病名を聞く。パーキンソン病がその好例であるが、下垂体卒中も生まれて初めて聞く病名で、名前からは想像もできないが、頭痛や嘔吐といった急激な症状から救急車で入院する例が多いそうだ。病態として視力障害が多く、意識障害はない。大半は梗塞状態であり、糖尿病が誘因といわれる。症状は雷鳴頭痛、視力視野障害で治療は脳外科手術が主体となる。退院後も自宅静養が必要だ。Yさんの一日も早い全快をお祈りする。6月2日(土)につくし野謡会を予定しているので、K先生にも連絡します。

『一隅を照らす』特別連載 【全37回】 公開日
(その1)狸二度目の対面 2019年4月11日
(その2)初雪 2019年6月28日
(その3)ストレス 2019年7月5日
(その4)終戦の日 2019年8月26日
(その5)人生に寄り道なし 2019年9月6日
(その6)もやし 2019年10月4日
(その7)教養主義 2019年11月1日
(その8)黄色いマーク 2019年12月6日
(その9)冷蔵庫 2020年1月10日
(その10)根 気 2020年2月7日
(その11)小田急が学生寮開業 2020年3月6日
(その12)コンパクト・シティ 2020年4月3日
(その13)行政の電子化 2020年5月1日
(その14)地域密着型弁護士 2020年5月29日
(その15)座るとき、どうこいしょ 2020年6月30日
(その16)市民農園 2020年7月31日
(その17)ALS(筋萎縮側索硬化症) 2020年8月31日
(その18)卵 2020年9月30日
(その19)生きがい 2020年10月30日
(その20)からだ測定会 2020年11月30日
(その21)高齢者が高齢者を支える金融モデル 2020年12月28日
(その22)孤独 2021年1月29日
(その23)猫の日 2021年2月26日
(その24)首都圏の私大が都心へ回帰 2021年3月31日
(その25)さくら 2021年4月30日
(その26)箱根山 2021年5月28日
(その27)腎臓透析 2021年6月30日
(その28)おもてなし続編 2021年7月30日
(その29)筋肉 2021年8月31日
(その30)地域医療の行方 2021年9月30日
(その31)富士山 2021年10月29日
(その32)高齢の認知症老人は暴力的か 2021年11月30日
(その33)配膳のマナー 2021年12月28日
(その34)下垂体卒中 2022年1月28日
(その35)混合介護 2022年2月28日
(その36)LGBT(性的少数者) 2022年3月31日
(その37)梅雨明け 2022年4月28日