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特別連載インタビュー

小説のオタクではなく、一般の人に喜ばれる作品を作りたい

──日々どんな感じで過ごされているんですか?

 羽田:よく聞かれますけど、毎日違うんですよ。作品に向き合う時間も日によって違う。そもそも集中して書いているときは、今何時とかさえ認識していないわけです。その小説のことしか考えてませんから。でも、たぶんそんなに長い時間じゃないと思います。集中力こそすべてですが、集中が持続する時間なんて限られてる。だから、疲れるまでが勝負ですね。多いのは、午前中に書いて、午後はテレビの仕事とか小説以外のことで気分転換をしたりとか。そんな感じでしょうか。

──テレビの仕事で息抜きするのですか

 羽田:実は2月に、海外で10日間、国内で6日間とテレビのロケ仕事を2件連続でこなしたんです。その間に大阪出張もあって、月の半分以上家にいない状況だったんです。海外のロケはヨーロッパの4カ国を回るというもので、「おお、なんか椎名誠さんみたいだ、旅する作家だ」と思ってたんですが(笑)、移動して撮影してまた移動して撮影して、自分がなぜここにいて何を撮ってるかもわからないまま、町の人に話を聞くとか、そんな感じで。「椎名さんに近づいた」と思ったのに、国内ロケも含めて連続でこなすとしんどかったです(笑)。もちろん、引き受けた段階では喜んでいるわけですが……。

──スケジュールが厳し過ぎたんですね

 羽田:時間を取られ過ぎて小説が全然書けなくて、その反動で3月は自分の時間が欲しかったですね。書きたいのに時間が取れないのは嫌だなって。執筆する時間が、自分にとってはなにより大事なんだと改めて思えました。自分の人生が前進している感覚っていうのは、小説の執筆が前に進むことでしか得られない。海外に撮影に行ったり、効率良くお金を稼いだりしても、人生が前に進んだ感じはしない。小説を書き進めないといけない。人生でやるべきことって、これからもそう変わらないんじゃないかなって思いましたね。

──仕事で行った国が小説に出てきたりすれば、糧になったといえるのでは?

 羽田:週刊誌のエッセーには書きましたよ。さっそくネタにしたわけですけど、でもエッセーを書くときも、小説書きたいなぁと思いながら書いていたりするので(笑)。ほんとの仕事じゃないっていう感覚ですね。これで仕事した気分になったらまずいよっていうのは、ほんと思ってます。

特別連載インタビュー

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