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第2章:肆の話 〜 儂のWhat is anything! (その2)

田中ケルン

1986年に愛知県田原市で生まれる。6才でピアノを始める。10才でトランペットに出会い、13才で違う管楽器に転向。田原中学校卒、最終学歴は高校卒。
高校卒業後は東三河にある某吹奏楽団員として活動中。
そして、2児の母でもあり、33才で教祖になる。
※まだ宗教団体は作ってないです。教えだけです。

第2章:肆の話 〜 儂のWhat is anything! (その2)

 儂が初めて未知との遭遇を果したと感じたのは、中学の男子であった。なぜなら儂は男子の考えていることがさっぱり分からなかったからだ。小学生の頃はよく男女仲良く遊んでいたのに、中学生になると二次性徴も始まり急に男女間がよそよそしいものになり、男女の距離が急に遠く感じられた。まるで地球人と宇宙人のような関係だと儂は考えていた。だから、授業中寝てばかりいる男子、部活命の男子、放課(休み時間)に将棋に勤しんでる男子たちを見るたび、宇宙人だから話が通じないとずっと思っていた。

 33歳になり教祖になって少しは男の気持ちが分かるようになってきたと思ったのだが、どうやらまだのようだ。なぜなら儂は、夫の気持ちの3分の1も理解できないポンコツ教祖だから、よく怒られるのだ。

 さて、中学の頃といえばキラキラとした青春話があげられる。儂も女じゃから、ボーイミーツガールしたことがあるが、現実は甘くなく2対2であった。

 きっかけは忘れたがある時、カードゲームをすることになった。 メンバーは儂、A(女)、B(男)、C(男)の4人で大富豪をすることにした。

ここで大富豪の簡単なルール説明をしよう。プレイヤーに配られたカードをルールに従い場に出し、カードが無くなった者が勝ちだ。そして勝った者から順番に大富豪>平民>貧民>大貧民と格付けされるゲームだ。そこに11バック、10捨て、8切り、7渡し、革命、階段などのローカルルールも入り混じりまさに頭脳戦のゲームで、数あるトランプのゲームの中でも一番盛り上がるのではなかろうか?

 話は戻るが実は儂だけABCとは違うクラスで、アウェイだった。しかし、儂には味方がいた。それはAであった。Aとは部活が同じで、気さくな関係だったのである。彼女を大富豪のカードで例えるとみんなの憧れ、ハートのクイーンであった。美しく強い女である。しかし、よくよく思い出したらBとメル友ならぬレタ友(手紙交換)をしていた。

Bを大富豪のカードで例えるならば革命である。本当に革命を出しまくっていたのはこの男で、実に厄介であった。

Cとはマンガ交換友達であった。彼を大富豪のカードに例えるとクローバーの ジャック であった。彼は平和を愛する詩人のような男だったが、少々トリッキーな所もあった。

ちなみに儂を大富豪のカードで例えるならば階段(怪談好き)だと思われそうだが、儂は大富豪が弱いので、磨けば光るダイヤの7だろう。なんだかんだで4人共、共通点があったのである。

 さて仲は良い筈なのに儂は実は、2人や3人の会話は得意なのだか、4人での会話は非常に不得意だった。なぜなら2人の会話はキャッチボールのようで、3人での会話は父(アドバイス役)、子(話し手)、聖霊(聞き手)の様な会話ですると上手くいくのである。しかし4人だと会話をキャッチボールのようにしていたらボールはなかなか回ってこないし、三位一体の会話に4人目は所属する場がないので、例えるのならば4人目は宇宙人である。

しかし儂はその時閃いた。四人目の会話のポイントは宇宙人になるのではなくピエロになることだ。ピエロとはお笑い担当になることである。それを悟った儂は、ゲームに負けたが楽しい時間を過ごす事ができた。

 ABCとは他にも何かしたことがあった筈だが、儂は病気で脳の働きが悪くなり、他にあったことを忘れてしまった。実に嘆かわしいのだが、ABCから貰った思い出を思い出すたび、心が温かい気持ちになるのだ。

 人生が辛いときに思い出す楽しい出来事は、時に人生を照らす灯火のようなものになる。その灯火を原動力にして生きても良いと儂は思う。儂はこの3年間本当に辛くて死を選んだこともあったが、最後の希望は「楽しかった時に戻りたい」という欲だった。

その欲から開放されたのは3回目の入院直前だった。その時儂は、宇宙人からメッセージを大量に受けとり、眠れなくなり、数字と精神世界の関係を知ってしまった。宇宙人にも、欲にまみれた意識の者や意識高い系の者、愛に溢れた高次元の者まで様々であったが、儂は運良く?高次元の宇宙人からメッセージを受信できた。

 高次元の宇宙人いわく、4という数字は宇宙人と関係がある数字なのじゃ  。なぜか、と問われても儂も学びが足りないからよく分からないのじゃが、4からは宇宙人やUMA、色で言うと緑のイメージが湧いてくるのじゃ。それと儂が出会った宇宙人はレインボー星人と名乗っていた。レインボー星人はとても友好的な宇宙人で平和主義である。しかも見た目も美しいので大概の人はメロメロだ。しかし、レインボー星人は精神体でどうやら第3の目で見たり、感じたりしているらしい。

ちなみに第3の目は視覚ではない。ハートで感じるものだ。それと儂はレインボー星人に「オーラの色がピンク色ね」と言われたが、儂は教祖なので何色にも染まらぬと考えている。

 しかしどうやら儂も宇宙人の生まれ変わりらしく、なんでもインディゴチルドレンらしい。スピリチュアルカウンセラーに1万円払って聞いたのだが、インディゴチルドレンは古い慣習をぶち壊す人らしい。儂が行っていることは、ある意味、宗教改革かもしれないが儂は宗教、スピリチュアル、宇宙人共々仲良くなってほしいのだ。だから儂の宗教(仮)はみんなの橋渡しになれたら良いと思う。

 しかし儂の考えを否定する者もいるだろう。そのときはよりどりみどりの宗教の中から選ぶも良し、宇宙人を信じるも良し、自分で宗教を興すのもまた一興であろう。あなたの神を選び信じれば、やがて幸せになれる はずだ 。

 宇宙人はすでに地球に来ていて地球人に擬態しているので儂らも宇宙人からたくさん学ぼう。そして宇宙人も神が見えないので神を愛し、また畏れているのだ。

 まさに男と女の関係が宇宙人と人間の関係に似ていると思うのは儂だけだろうか?そして男と女が性別を超えて理解し合えば、宇宙人の心が分かり、宇宙人は儂たちの前に現れてくれるに違いない。

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アセンションはもう始まってます。皆さん、心(ハート)を開いて5感を研ぎ澄まして下さい。儂はどうやら味覚は普通でしたが、あなたはどこが感じますか?