執筆お役立ちコラム

表現せずには、いきられない 『朝のポエム』誕生秘話 第五回(作家:三橋由紀子)

せっかく幻冬舎ルネッサンスを見つけたのにそのときの私は、自信がなくて行動出来ませんでした。確か2014年の5月です。Facebookの朝の挨拶も2013年10月から始めていて、すでに半年以上がたっていました。出版するにも十分な作品数です。

2014年6月たまたまGoogle検索していたら、また幻冬舎ルネッサンスがでてきました。

「なぬ!セミナーの日程が参加できる日ではないか!これは行かないと。」

出版を決意して参加しました。千駄ケ谷で降りて、雨の中幻冬舎さん目指して歩いていきました。どんなところかしら。わくわくしました。

「なんと!道路を挟んで社屋が2つ!立派な出版社だなあ。」

そして、セミナーに参加する時、とても丁寧に対応してくださいました。もう、作家さんとして迎えてくださっているんだと嬉しかったです。社長さんのお話も感動しました。

「本を出版したいという事は、社会に向かって言いたい何かがあるからだ!」

その通りなんです。過去に苦しい事があった。辛いことがあった。だからこそ伝えたい。その後、担当の編集者さんとお話しました。毎朝Facebookに投稿していて原稿用紙に起こしていないこと。毎日忙しいこと。「キューティハニー」という作品のお話をしたら、爆笑してくださったこと。

「三橋さん、よろしかったらメールで作品を送ってくれますか。ファイルをつくります。」

嬉しくて家に帰ってから毎日、編集者のMさんにメールを送りました。Mさんとのやりとりが面白くて「わたしはこっちがいいです」とか色が変わる朝顔の話や大量に作品を送った時には「怒涛の送付ありがとうございます。」(笑)

本当に楽しい一ヶ月でした。

そしてついに「三橋さん、見積もりしましょうか。」
ついに出版決定!この時出版を決意してから三年がたっていました。

第六回は更新までしばらくお待ちください。

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小説家の収支

■著者紹介
『朝のポエム』(三橋由紀子・著)
朝は誰もが忙しいもの。みんな一秒を争っています。
そんななかちょっと気持ちを落ち着けて、心の声に耳を澄ませてみると……。「五秒」後には、心の声がポエムになって飛び出してきました。楽しいこと、うれしいこと、夫婦のこと、子供のこと、そして仕事のことも――。
朝に生まれたポエムは、どれも朝の太陽のように暖かく、朝の空気のようにすがすがしい言葉に満ちています。

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