自分の親について肯定することで得られる自己肯定と、親や自身の理解について広く伝えられたら嬉しいです。
昭和の東京。酒、暴力、借金。どうしようもない父と、あきらめない娘。
巨人のONに営業をかける胆力。百枚の葉書に込めた、たったひとつの願い。三十五年後、止まっていた時間が動き出す――。
最低の父だった。それでも、忘れられない。
乱暴で、理不尽で、家族を傷つけ続けた。
それでも父には、人の心をつかんでしまう磁力があった。
娘は怒り、泣き、それでも前へ進んだ。
破天荒な父の記憶。母と娘の長い歳月。
そして三十五年後、百枚の葉書は、父の枕元にあった。
笑えて、泣けて、胸が痛い。
痛みの先に、父と娘をふたたびつなぐ、静かな奇跡が待っている。
これは、どこかで見た家族の話だ。
還暦を迎え、幼い頃から本を出版してみたかった夢を叶えるために出版をしました。また、亡くなった父の物語を記録として残してみたかったことも大きなきっかけです。
―制作中に大変だったのはどんなときですか?校正作業に大変時間を費やしました。根気が必要でした。時代背景の正確な考証なども注意が必要でしたのでリサーチをやり直しました。
―制作中に大変だったことをどのように乗り越えましたか?多くの時間を費やして何度も校正を行いましたが、自分がこの作業を嫌いではないと知ることができました。編集担当の方に励ましていただいたことも乗り越えられた要因です。
―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。一気に書き上げたものでしたが、編集担当のご提案によりエピローグとプロローグを追加して全体の構成を変えたことが良かったと思います。
―読者へのメッセージをお願いします。人は「されたこと」「してもらえなかったこと」を数えると恨みや怒りになりますが、相手との関係の中で「してもらったこと」を数えれば感謝の気持ちに変わります。自分の心を平穏に保つためにも「してもらったこと」を数える人間関係を構築していただきたいです。
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