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ステイホーム 〜 エッセイ(その4)

真帆

ステイホーム 〜 エッセイ(その4)

エッセイ 【全5回】 公開日
(その1)エッセイ「たからもの」 2020年2月7日
(その2)エッセイ「息子と私」 2020年3月6日
(その3)フェードアウト 2020年4月3日
(その4)ステイホーム 2020年5月29日
(その5)今、思うこと 2020年6月19日

 新型コロナウイルスの影響で、
外出自粛を余儀なくされる日常。

いつになったら平和な暮らしが
再び戻るのだろう。

昨年暮れからプー太郎状態の私。
やたらイライラするのは私だけなのかな。
あぁ、もうとっくに仕事しないといけないのに…

命を取るか、経済を取るか。
そんな感じ。

これは人類とウイルスとの闘い。
それも長期戦の。

終息のめどもたたない中、毎日
コロナ関連のニュースを耳にしては落ち込んでしまう。

いつ息子や自分だって感染するかわからない。
どこで貰ってくるかわからないから、余計不安だし、本当に怖い。

スーパーで働いている息子は、
このご時世でも仕事をしている。
それでも営業時間が短縮されて
早めに帰宅できるようになった。
息子が気がかりだった私は、少し
ホッとしてはいる。
ただ客商売なのでやはり感染のリスクは常について回るから。

本当に早く平和な日本に戻ってほしい。
こういう時だからこそ、いつも
笑顔でポジティブでいたいけど。
そう、免疫力を上げるためにも。

昨年に続き私はまたしても自転車に乗っていた時、不注意から転倒してしまった。

今はコロナ禍で病院には行かずにそのままでいるけど。
あんまり調子が良くはない。

息子からは、
「気をつけなきゃダメだよ」と言われてしまった。
ホント気をつけなきゃ。
もう若くないんだから。


 東日本大震災のあった翌年、結婚する人達が増えたそうだ。

同じような現象が今回でも起きる
だろうか。

実は最近私は結婚願望が高まってきている。
経済的に先細りの状況下にあり、この先もずっと独身で生きていくには正直しんどいし。

こういう時こそ、人生を共に歩むパートナーの存在が私には必要
なんだと思う。

やっぱり一人は寂しい。
コロナで具合が悪くなっても、
一人だと思うとゾッとする。

そういえば息子がこんなことを
私に言ったことがあった。
「あんたはもう終わってんだよ」と。

そんなにハッキリ言わなくても
いいじゃない…
やっぱりもう何もかも遅すぎる
のかな…

まして恋愛や結婚なんて若いうちにしないと難しいよね。

どっちにしても今のままじゃダメだってことは確か。

 今回のことで私も含め、多くの人の生き方が大きく変わろうとしている。


近頃 携帯型ゲームで遊ぶのが、
今の私の癒しとなっている。

一時でも現実を忘れられるから。
時間を取られるのが唯一玉にキズだけど。
これがなかなかの面白さだから、
やめられない。
今の自粛生活にとって、救世主のような存在なのだ。

こうして今の生活を少しでも快適に過ごせたら。
今は心とカラダを休ませよう。
そういう時期なんだと思って。

また動けるときが来たら、そこから始めればいい。

私、まだ終わってないんだから。

エッセイ 【全5回】 公開日
(その1)エッセイ「たからもの」 2020年2月7日
(その2)エッセイ「息子と私」 2020年3月6日
(その3)フェードアウト 2020年4月3日
(その4)ステイホーム 2020年5月29日
(その5)今、思うこと 2020年6月19日