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「今度いつ来る? 君と話がしたいんだ」
彼に見つめられた瞬間、ふわりとおちてゆく自分がわかった。
Ⅰ 晩夏のパリ
Ⅱ サン・ジェルマン・デ・プレ秋灯
Ⅲ 小さな薔薇
Ⅳ 濡れる石畳
Ⅴ 彷徨カルチェ・ラタン
Ⅵ 恋文のゆくえ
Ⅶ 遠いドフィーヌ通り
Ⅷ 恋のつづき
Ⅸ 最後の大通り
ボーイフレンドに連れられて訪れた、晩夏のフランス・パリ。
偶然一人で入ったセーヌ川左岸のレストランで、えりかは運命の恋に落ちた。
帰国後も「あの日」を忘れられないえりかは、2カ月後に再びかの地へと向かう。
名前も知らない彼の元へ、出会った場所だけをたよりに——。
名句とともに紡がれる、パリの恋の物語。
■著者紹介
葛生みもざ(くずうみもざ)
東京生まれ。てんびん座。
訪パリ経験五回。 ほかドイツ・オーストリア・イタリア・バリ島・台湾などを巡る。
気がついたら、海外紀行文を書いていた。
料理とフレーバーティ―と異文化が好き。
ケーキならドイツ菓子、お酒なら日本酒。
俳句結社「花鳥」同人 「街」同人 俳人協会会員