出版実績

惣右衛門の遺言

北陸で起きた一家惨殺事件の真相を巡る長編時代小説。

ジャンル
単行本 文学・評論
シリーズ
その他
著者
・著
ISBN
9784779011252
判型
4-6 ・ 328ページ
出版年月日

内容紹介

江戸時代。北陸にある河北藩元用人・加地惣右衛門とその家族が惨殺された。惣右衛門の娘・美月を助けた若き剣士・新宮寺司は、兄の隼人らとともに真相を追い江戸へ向かう。手がかりは惣右衛門が残した、六年前の金子盗難事件と、勘定方筆頭・和積庄蔵の横領疑惑についての書付。しかし、彼はそこに「書かなかったこと」があるという。司たちに襲いかかる刺客。消される重要人物。江戸藩邸に巣食う権力の黒い闇。すべての点と点が結ばれたとき、美月はある覚悟を決める――。愛と悲しみと憎しみが交錯する鮮烈な時代長編。

■著者紹介
1942年2月生まれ。東京医科歯科大学歯学部卒、同大学院修了。同大学助手を経て、鶴見大学歯学部教授(生化学)。2009年3月退官、現在同大学名誉教授。著書に『歯周組織再生とエナメルタンパク』(共著、永末書店、2002年)、エッセイ『生きていることは暖かい』(小社刊、2011年)がある。

■著書
生きていることは暖かい(2011年1月小社刊)

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