出版実績

江戸奇品解題

鉢植え植物の葉の変種に美を見出した、江戸「奇品」の豊穣なる世界

ジャンル
単行本 アート・建築・デザイン
シリーズ
増刷 その他
著者
・著
ISBN
9784779008252
判型
4-6 ・ 280ページ
出版年月日

内容紹介

「奇品」とは「かわりもの」という意味で、斑入りや葉変わりなど、人為的に手を加えることなく自然に変異した植物の「葉」に、美と希少性を見出す鉢植え文化を指す。江戸時代半ばに日本で生まれた世界唯一の文化で、「奇品家」と呼ばれた江戸の粋人たちは植木の葉の微妙な変化を独自の感性でとらえ、深い愛情を注いで栽培した。花の美しさを愛でる植栽や、人間が自分好みに手を加えて育てる盆栽、植物をモノとして扱おうとする近代園芸とは全く異なった文化であり、江戸奇品を探ることで、江戸の人たちの繊細な美意識と、豊かな精神世界が見えてくる。江戸の奇品家たちが収集した植木鉢や、当時の貴重な文献資料・図版も多数収録(巻頭のカラー口絵ページでも一部紹介)。

■著者紹介
1966年、東京都豊島区生まれ。雑誌編集者で、『雑誌の死に方』『女性誌の源流』を著した浜崎廣の長男。1972年より埼玉県所沢市に住む。1989年、大東文化大学経済学部経済学科を卒業後、株式会社改良園に勤務。現在同社で月刊誌『園芸世界』を編集。

■著書
『江戸奇品雑記』(2014年3月小社刊)
『江戸奇品図鑑』(2013年6月小社刊)

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