約40年前、突然の経営危機から背水の陣で開発した省エネ製品が大ヒット！ガラス会社からの委託研究で始まったベンチャービジネスを、アメリカやヨーロッパに事業展開するまでに発展させた隈利實氏（株式会社西部技研・創業者）の生涯を通し、独自のリーダー論を展開する。経営危機に陥っても攻める姿勢を忘れず、新たな構想を実現する行動力。不利な契約であった大企業との共同事業においても、早々に手を打って反撃を始める先見性。そして、自ら研究者として生み出した数々の発明品の開発秘話など、常に時代の一歩先を読み、幾多の逆境を乗り越え成功に転換していったカリスマ創業者の手腕とは――。起業を目指す若い世代に向けて「ベンチャーを成功に導くリーダー論」を説く。