制作実績

迷路からの帰還

緊急提言! 今、混迷する時代を乗り越えるための新たな理念とは。

ジャンル
単行本 文学・評論 社会・政治
シリーズ
その他
著者
・著
ISBN
9784779004476
判型
4-6・220ページ
出版年月日
価格
1540円(税込)

目次

第一部 自己中心主義社会の到来
 第一章 自己中心主義社会
 第二章 失われし道――公意識の喪失
第二部 人間のこころの形成
 第一章 メンタル不全状態
 第二章 哺乳動物としての人間
 第三章 現代の子供達が育つ環境
 第四章 こころの発達――自律と自立
 第五章 社会性と公意識の獲得
第三部 健全なる市民社会の構築
 第一章 市場原理型資本主義体制の崩壊とその後遺症
 第二章 新たな理念の創出のために――踏まえられるべき原理
 第三章 健全なる市民社会の構築へ向けて

内容紹介

近年、己の権益のみを最優先し、他を顧みない人間が増え続けている。世界各地で多発している無差別大量殺傷事件はその究極的・象徴的な出来事と言えよう。事件を起こした者の中には、自ら命を絶つ勇気がないから人を殺して死刑にしてもらうためにやった、という信じられない供述をする輩もいる。この徹底的な自己中心性を聞かされて、わが耳を疑った。つまり、資本主義経済の持つ暴力性が、社会制度と人間の内面にひずみをもたらしているのではないか。我々は、自由平等博愛という精神に立ち戻り、現代社会と精神の病理をつぶさに見ていく必要がある。社会の閉塞感を打破するための新たな理念は、今こそ必要なのではないか。このような危機意識のもと、精神科医である筆者は40余年に及ぶ臨床実践をふまえ、現代人のこころの問題に対して警告を発し、「失われた道」を取り戻す必要性を訴える。

■著者紹介
1942年12月、福島県生まれ。1967年3月、東北大学医学部卒業。東北大学精神医学教室助手を経て、1976年より精神科病院に勤務。当初より、旧来の閉鎖・拘禁型の精神科病院医療を乗り越えるべく、開放的環境下で個々の患者のニーズと特性に適った入院治療が展開できる病院づくりに取り組む。1982年より院長。2003年より理事長を兼務。この間、日本精神神経学会評議員及び理事、郡医師会理事、介護認定審査会副会長、県精神保健福祉協会副会長等を歴任。

■トピックス
「日経新聞」(2009年8月23日)で連合広告が掲載されました。

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