1996年日本での地ビール解禁後、地ビールメーカーで働き始めた著者は、さらに高度な技術を求めるべく、1999年春に単身ドイツに渡る。ケルン・ミュンヘンでのドイツ語学修の後、1999年夏から北バイエルンの小醸造所で２年間、研修生活を送る。研修後、ミュンヘンにあるマイスター学校に1年間通い、都合6回の試験をクリアしてブラウ＆マルツマイスターのタイトルを得る。ビールづくりに関するあらゆる知識と技術を修得したのである。本書は、ドイツビール文化の本質が正しく解説され、しかもドイツへの旅を考えている人にも楽しめる、マイスターならではのドイツビール紀行である。