真の悪とは何か? 悪の根を断つためにすべきこととは?
人間は常に自己を磨き、温かい家庭を築き、社会とうまく付き合おうとするのを、信条とするが、本性には、人間としての弱さや、不順な心情がいつも去来し、外面に掲げる善とは裏腹に、内面は、常に自己愛を育み、身内や自己の属する社会の利益のみを追求しながら悪とは無関係であるかのように装う、本書は、現代における真の悪とは何か、悪の根を断つために、いまどう行動すべきか奮い立たせてくれる。
■著者紹介
坂本 進(さかもと すすむ)
1961年3月 早稲田大学第一政経学部卒業。1961年4月 株式会社三井銀行同行。この間同行ブラッセル支店(ベルギー)、同行パリ支店(支店長)他勤務。1991年8月 コナミ株式会社米国法人社長シカゴ勤務。学術博士。著書に『ヨーロッパ統合とキリスト教』、『ポスト世俗化時代とヨーロッパ連合』(ともに新評論)がある。その他論文多数