営業時間:全日10:00~18:30
時空を超えて織りなされる、
究極の愛の物語。
第1話 貝覆い(貝合わせ)
第2話 「覚えている」ということ
第3話 愛しき天使
第4話 時空を超える「念」
第5話 心から消せないもの
第6話 「生き続ける」ことの意味
見知らぬ人の夢を見た。
しかし胸に残ったこの気持ちはたしかに現実のものだった――。
あらゆる人々の心の奥底を流れ続けてきた愛というもの、
その姿を模索してゆくための6話の短編小説集。
誰かのことを思って日夜、胸を焦がし、震える程に心を悩まし続けている人たち。
あるいはまた、本当の「愛」というものを少しでも自己の心に宿さないことには一歩も立ち行かない、
死んでしまいそうだと真剣に苦しむ人たちにとって、
現代を取り巻く環境はあまりに厳しく不親切だと思えてならないのです。(本文より)
■著者紹介
上原勉(かみはらべん)
〈略 歴〉
1960 年3月 東京都練馬区に生まれる
東京学芸大学教育学部(国語専修)卒業
同大学院修士課程教育学研究科(国語専攻)修了
東京大学大学院修士課程(東洋文化研究所付)中退
中国 国家外国専家局招聘 山東大学文教(日本語・日本文学)専家就任
現在東京都立高等学校管理職を経て、定年退職後、再任用教諭となる