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白昼の喧噪の中で起こった凄惨な事件。
被害者の男が残したメモ書きは、10年前の悲劇につながる“切符”であった――。
一 胎動
二 覚醒
三 脱皮
四 正体
業界を席捲している裏ロム、「アスラ」。
悪魔的に客を魅了し、猛烈な連チャンをくり返す。
「アスラ」を導入した店は売上が二割上がると噂になり、すでに数万個も売られているらしいが、
その実態はつかめていない――。
息もつかせぬ怒涛のミステリー小説。
■著者紹介
片山章夫(かたやまふみお)
同志社大学文学部哲学科を卒業。「文学研究会」に所属し、「同志社文学」を発行する。
同時代には故山本兼一氏(直木賞)北原千代氏(H氏賞)らがいる。
卒業後、国会議員秘書、メーカー勤務を経て、会社経営。
その間「小説現代推理新人賞」候補作。
30 年近いブランクののち、長編小説「球形の歴史」を書き下ろし、本作品は2 作目の出版となる。