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恐怖と絶望のなかでも、希望の灯だけは消さない
序
第一章 巣立ち
第二章 変転
第三章 追憶
第四章 現れた顔
終 章 滅ばぬ夢
好奇心に突き動かされて足を踏み入れた中国で目の当たりにした、
権力体制の不正常と憂いに沈んだ日常。
理想と現実の間でもがき続けた彼を支えた「滅ばぬ夢」とは――。
1967年、青年が訪れたのは文化大革命の続く中国。
鬱屈した日常が繰り返されても、
現地で働くことへの熱意を失わなかった彼が気づいた「滅ばぬ夢」の存在。
40年間の中国の変容を鮮やかに描き出した、胸に突き刺さる社会派小説。
■著者紹介
小森 茂(こもりしげる)
1946 年新潟県にて出生。
1967 年アジアアフリカ語学院本科中文課卒業。この年より毎年のように、
貿易の仕事で2015 年頃まで長期、短期を含め中国を訪れる。
現在、鋳物製造会社の関連会社にて顧問を務める。