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中原昌也氏推薦
「純文学=純愛じゃない! しかし……勝手にしやがれ!」
海外の文芸誌で話題をさらった
稀代の新人作家、衝撃のデビュー作!
フェイク広告の巨匠
蛸やったら、
くらくらと美味しそうな黄色のイチョウ
くたびれもうけ
新代田から
2年前、佐藤が働くアフィリエイト広告の会社に、ひとりの女性が入社した。
本名、栗原ミニ子。通称、ミニ。
売れない小説家のミニは、天性の才能とセンスで商品が飛ぶように売れる広告を書き、
業界で「フェイク広告の巨匠」と呼ばれ、崇められるようになる。
しかし、ミニの傷を知るうちに、許されない関係になっていって――。
表題作をはじめとして、「愛」にまつわる痛みや孤独を、暴力的なまでに描きぬいた短編集。
■著者紹介
牧野楠葉(まきのくずは)
1993年兵庫県生まれ、27才。
2016年、立命館大学映像学部卒業。
短編が多数、英訳され海外の文藝誌に掲載。
現在、広告代理店の社長も務める。