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京都在住の著者が紹介する、ちょっと怪しい京の旅エッセイ集
一、夢かうつつか
二、旅
三、春夏秋冬
四、思ひ出
五、徒然なるまま
京都には現世と冥界の境界線があると言われており、いまもなお霊魂や死後の世界が身近に感じられる。
このエッセイ集は京都在住の著者が、日々の暮らしの中で訪ね歩いた京都および京都近郊の不思議なスポットで体験したおはなしから始まる。上賀茂神社、伏見稲荷神社、河内の風穴、一条通りなど京都在住の人にはあたりまえの場所でも、訪れる観光客などにとってはその怪しさと怖いもの見たさにドキドキする場所であり、これらのエッセイを読むとすぐにその世界に引き込まれる。
そのほか、著者がバイクで走った桜吹雪の中の宇治川ライン、紅葉直前の周山街道、湯屋温泉、田沢温泉、乗鞍、岡山などの光景、自身の幼少時代、学生時代、中学教諭になってからの体験談までがふんだんに盛り込まれている。
■著者紹介
礒谷義仁(いそがいよしひと)
1960年1月7日京都に生まれる。立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業。
1984年4月から京都市立中学校国語科教諭。2021年3月退職。61歳、独身。
剣道場「京都梁山泊」主宰。剣道錬士6段。
趣味はバイク、剣道、旅、妄想。
現在、京都市立中学校部活動指導員(剣道)をしながら秘密基地作りに没頭中。
今年のテーマは「晴耕雨読時々稽古」。