夢花一輪
能の歴史的なターニングポイントを物語に昇華し、
「風姿花伝」「六輪一露之記」といった秘伝書誕生の裏側に迫る意欲作
- ジャンル
- 小説 歴史・地理
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 吉成大四郎・著
- ISBN
- 9784344933460
- 判型
- 4-6 ・ 138ページ
- 出版年月日
- 2021/05/12
内容紹介
動乱の室町期。
道を極めんとする若き能役者たちの苦悩と人間模様を
精緻な筆致で生き生きと描く本格小説。
世阿弥を師と仰ぐ、若き金春大夫・氏信（のち金春禅竹）は
能の奥義を極めんと苦悶の道を歩んでいた。
そんな中、隆盛を誇る観世座一門に大きな問題が巻き起こる。
跡を継ぐ者たちは何を思い、どう動くのか――。
■著者紹介
吉成大四郎（よしなりだいしろう）
1959年福島県生まれ。1982年学習院大学卒業。大学時代に能楽研究会に入部、能に出会う。1982年より国立劇場（現・独立行政法人日本芸術文化振興会）に勤務。1983年国立能楽堂の開場に携わる。以後、国立文楽劇場、新国立劇場、国立演芸場の各館に勤務。
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