支え、支えられ、愛し、愛され、生きている
プロローグ
再会の扉
優輝と慶三
恋心の行方
未来への想い
二度目の別れ
エピローグ
あの旋律とともに、新しい命、新しい愛が生まれ、育まれる。思い合いがもたらすミラクル・ヒューマン・ドラマ。
母を早くに亡くし、男手ひとつで育てられた主人公未代は、急死した父の喫茶店を引き継ぎシングルマザーとして働いている。父が夢に現れたときから、未代の周りに不思議なことが――。他界してもなお、愛娘を案じて見守る父、そして、記憶にない母までもが夢に。
娘の恋愛、新しい家族など人生の折々の進展に、親の愛はつねに付き添う。そこには必ずあのメロディーが。未代をめぐる家族と友人の温かな交情を描いた小説。
■著者紹介
青山太洋(あおやま たいよう)
昭和35年3月19日生まれ。昭和57年関東学院大学建築設備工学科卒。
現在は徳島市在住で自営業を営みながら、小説の執筆、作詞、作曲を手がける。本篇は6年前に書き下ろした10作目の作品。