「ゼロメートル地帯を湿原に」
大胆すぎる災害対策は意外と理にかなっている。
はじめに
[1] 大移住のすすめ
[2] 増えすぎた空き家
[3] 実現可能性を探る
[4] 日本の経済を蘇らせよう
おわりに
解説(藻谷浩介)
豪雨災害が年々甚大化している今、場当たり的でなく根本的な対策が喫緊の国家的課題だ。
しかし、実際に誰が何をするべきかという議論は進んではいない。ならば、言おう。
東京に湿原を――意識を変え、創造的未来を。
水害の恐れと同時に、日本が抱える「空き家」問題まで一気に解決するプランを、日本人に問う。
解説:藻谷浩介。
■著者紹介
児井正臣(こい まさおみ)
1945年1月19日 横浜市で生まれる。1963年3月 東京都立両国高校を卒業。1968年3月 慶応義塾大学商学部を卒業(ゼミは交通経済学)。1968年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。1991年12月 一般旅行業務取扱主任者主任補の資格を独学で取得。2004年12月 日本アイ・ビー・エム株式会社を定年退職、その後6年間同社の社員研修講師を非常勤で勤める。著書『地理が面白い―公共交通機関による全国市町村役所・役場めぐりの旅』(2005年・近代文芸社)、『ヨーロッパ各停列車で行くハイドンの旅』(2010年・幻冬舎ルネッサンス)