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目の前に横たわる遺体(ライヘ)は何を語るのか。
過去の、そして未来の死者たちへ捧ぐ、医療小説の極致。
ゴム手袋越しに触れる綿布は、冷たく、わずかに濡れていた。そこには、人間というより土人形を思わせる姿があった。ほぼ100日、約3カ月におよぶ正統解剖学実習。死者と向き合う日々のなかで、医学生たちの人生も揺れ動いていく。生命の崇高と人体構造の神秘を描き切る傑作。
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(誤)甲状腺と気管を調べる。
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(正)甲状腺と気管を調べる。
■著者紹介
鶴岡 令士朗(つるおか れいじろう)
愛媛県出身。
現在、開業医。