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愛したくて、愛されたくて、どこまでもひたむきに生きてきた。
前文
序章
第一部
第二部
第三部
第四部
第五部
終章
母方の親族・美和子の死後に、青白い炎を見た冬太は、
神の存在を信じ、まっすぐに生きていこうともがく。
道楽者の父、弟を可愛がる義母、
別離した生母、想いの届かない恋人――
理想に足を絡めとられ、哀しみと虚しさを抱えるなか、
二度死の淵を見ながらも、夢を追いかけていく青年の物語。
■著者紹介
吉街一人(よしがい ひとり)
昭和16年1月8日、大阪此花区辺りで生まれる。
3歳の頃に戦争で母の実家の香川県のかべという村に疎開、7歳の頃、母と別れて岡山県の
炭鉱の町柳原の父のもとに越す。小学5年生のときに大阪の布施(現在の東大阪市)に
転校してからは三ノ瀬、御厨、永和と住所を転々とし、現在は衣摺に在住。
最終学歴は布施第4中学校。
著書
「幻影の彼方で」文芸社 2000 年
「漂流」 新風舎 2003 年