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静かに、深く胸に迫る歴史大河小説
大正時代の日本から朝鮮半島へ。そして、太平洋戦争。
歴史の事実を直視し、淡々とした筆致で描き出される家族の姿。
大正の鹿児島に生まれ、家族と支え合い成長した女性・シヅ。嫁ぎ先の一家とともに朝鮮半島に渡ったシヅは、そこで終戦を迎える。取り残された日本人に訪れた悲劇の数々。必死に日本に引き揚げた彼女が目にした「ふるさと」の姿とは――。
戦争は市井の人々にどんな試練をもたらしたのか。
“戦争の波紋”を日本人に深く問いかける。
■著者紹介
森園初音(もりぞの はつね)
鹿児島県出身。鹿児島県立短期大学文科国文専攻卒業。公務員を退職後、
結婚して兵庫県・東京都に住む。夫の赴任先であるフィリピン・カナダ・
アフリカ3か国・南太平洋2カ国へ同行。現在海外在住。