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閉ざされた孤島に立つ全寮制のミッションスクール。
そこで交差する、秘密を抱えた少年たちの孤独と罪。
性とは? 死とは? 生命とは?
プロローグ
第一章 受胎
第二章 受難
第三章 原罪
第四章 両性説
第五章 贖罪
第六章 托身
第七章 降誕
エピローグ
俗世から隔絶された孤島にそびえ立つ、全寮制の聖東学院。
そこに通う少年レイは、日々同級生との間にある「ズレ」を感じて過ごしていた。
そんなある日、校医の亜佐美から自分の身体の秘密を知らされ彼の日常は一変する。
その頃、レイの同級生水野もまた誰にも言えない秘密を抱えたまま一人で生きていた…
どこにも行けない彼らが出会ったのは運命か、それとも悲劇か―
現代のタブーに問いかける異形の青春群像劇。
■著者略歴
安賽泰史(あんさいたいし)
1981 年東京都生まれ。
中高一貫のキリスト教主義学校出身。
社会人キャリアのほとんどを海外で積み、
これまでに上海、シンガポール、ニューヨークでの勤務を経験。
本書は著者が大学在学中に執筆したものに加筆改稿したもの。