「私」とは一体何なのか。正解のない永遠の謎を追求する哲学書
第1章 「私」の唯一性(絶対的一人称性)を意識するとき
第2章 〈この私〉とは何を意味しているのか
第3章 〈この私〉であることの唯一無二性(絶対的一人称性)の謎
第4章 〈私〉の「謎」をどう考えたらいいのか
第5章 クオリアの「絶対的一人称」性に謎を解くカギがある
第6章 〈私〉論の意義と課題
記憶を移植されたクローンは「私」なのか。
脳以外を機械に置き換えたなら、それは「私」たりえるのか。
ヒトが自我を手にした日から「私」という概念に対する興味は失せない。
本書は、だれもが一度は考えたことがあるであろう「私」という巨大な疑問符に対して挑む作品である。
■著者紹介
鈴木敏昭(すずき としあき)
四国大学(徳島市)教授。
1950年東京生まれ。1985年京都大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。
2018年現在四国大学全学共通教育センター教授。専門は心理学自己意識。
著書
『自己心理学概説』北樹出版(2004)
『自己成立の発達心理学』西日本法規出版現ふくろう出版自己成立の発達心理学
(2004)
『思い込みの心理学』ナカニシヤ出版思い込みの心理学(2009)
『心理学なるほど案内』ふくろう出版(2011)
『面白心理テスト―パーソナリティ心理学入門―』日本図書刊行会(2014)
『人生の99%は思い込み』ダイヤモンド社(2015)
『心理分析法中級シリーズ全8巻』(電子書籍版)』相対舎(2017)