制作実績

着飾らない辞世の言葉

人生は「幸せだった」の一言では締めくくれないものである。

ジャンル
実用書 幻冬舎ルネッサンス新書 文学・評論 人文・思想
シリーズ
新刊
著者
・著
ISBN
9784344915749
判型
新書・192ページ
出版年月日
価格
880円(税込)

目次

はじめに
第一章 言葉の大切さと同意論 言葉を奪われた人間の悲惨
第二章 ストア派のゼノン 知っていることと、これに対する同意と確信
第三章 ピュロンの懐疑主義 けっして何にも同意しない
第四章 デカルトの同意論 人間の誤りはまちがった同意が原因
第五章 スピノザの同意論批判 すでに知っていることに新たに同意することはない
第六章 ヤコービの確信感情 人間はすでに自分の存在と他者の存在を確信している
第七章 ウィリアムズのビリーフ論 言葉が同意を完成させる
あとがき

内容紹介

「往々にして、辞世の言葉は誠実さを失う」
誰もが死の直前、自分の人生は価値あるものであったと肯定したくなる。だがそれは自分で自分を偽っていることにはならないだろうか。人生の不幸も抱きしめてこれに「同意」するからこそ、人生の本格的な終わりを迎えることができるのである。
シュンカタテシス論(同意論)を専門に研究している大学教授が、「人生の総括」について哲学的に検証した一冊。

■著者紹介
東京都出身。鎌倉女子大学教授。1978年、上智大学文学部哲学科卒業、1980年、京都大学大学院文学研究科修士課程(西洋哲学史)修了。1989年、鎌倉女子大学専任講師となる。その後、助教授を経て現在に至る。
2011年4月〜2012年3月、マールブルク大学客員研究員。長年、カントおよび18世紀ドイツ啓蒙思想を研究しており、現在はストア派のゼノンが始めた同意論(シュンカタテシス論)に基いて、デカルト、スピノザ、ロック、ヒューム、カント、ヤコービの哲学説を検討。
著書:『Untersuchungen zu Kants Religionslehre』 (Marburg)、『日本カント研究』No. 1、No. 16(共著)、訳書:岩波書店版『カント全集』No.3、No.14(共訳)

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