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玉鬘を苦しめた、光源氏の「うそ」とは何だったのか?
序 章 光源氏はいかなる人物か
第一章 夕顔の物語
第二章 玉鬘登場
第三章 六条院の玉鬘
第四章 鬚黒と玉鬘
第五章 光源氏の実像に迫る
光源氏は、「うそつき」である。
しかも、そのことにためらいがない。
理想的な男性として読み継がれることの多い光源氏。
しかし「うそ」という観点から物語を読み解くと、彼の信用ならない不誠実な一面が浮き彫りになる。
不遇の死を遂げた、玉鬘の母・夕顔。
妻として、献身的に源氏を支える紫の上。
実の姉・玉鬘に想いを寄せる、柏木。
多くの人を翻弄する光源氏の「うそ」を読み解く。
■著者紹介
田中宗孝(たなか むねたか)
1941年、奈良県生まれ。64年、東京大学法学部を卒業。国家公務員・地方公務員を経て、99年、日本大学法学部教授、2011年10月、退職。
田中睦子(たなか むつこ)
1943年、熊本県生まれ。66年、共立女子大学家政学部を卒業。
〈源氏物語関係著書〉
田中宗孝・田中睦子『源氏物語解読「うそ」の世界からの脱出』
(幻冬舎ルネッサンス、2009年)
田中宗孝・田中睦子『宇治十帖解読 菩提と煩悩の間でさまよう
人々』(同上、2011年)
田中宗孝『「うそ」で読み解く源氏物語』(幻冬舎ルネッサンス新
書、2011年)
田中宗孝 『源氏物語の読み方』(同上、2013年)
田中宗孝・田中睦子『紫式部日記解読 天才作家の心を覗く』
(幻冬舎メディアコンサルティング、2015年)