出版実績

失われたサンゴ礁が警告する沖縄の未来

「人間とサンゴが共生する未来」を問う、
渾身のルポルタージュ!

ジャンル
単行本 ノンフィクション
シリーズ
新刊
著者
・著
ISBN
9784344910065
判型
新書 ・ 268ページ
出版年月日

内容紹介

沖縄といえば、なにを思い浮かべるだろうか?
南国特有のきらめく日差し、白い砂浜、美しいサンゴが生きる青い海……。
実際、とくに石垣島や西表島の海に棲息するサンゴや魚の種類は多く、
生物の多種多様多様性は世界一と言われるほどである。
海に潜ればミドリイシ類やショウガサンゴにコモンサンゴ、キクメイシ、
テーブルサンゴ、ハマサンゴ、などが、陸上のお花畑のように密生し、
色鮮やかな魚たちが舞う世界。
しかし、それらの美しいサンゴはこの20年間で10分の1にまで激減している。
色とりどりの魚や珍しい生き物たちの棲家たるサンゴは、同時に彼らの食べ物であり、
海の生物の約25パーセントはサンゴ礁に頼って生きている。
また、「海の熱帯雨林」とも呼ばれ、二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すサンゴ礁は、
たくさんの魚が獲れる「漁場」であり、サンゴ礁が漁業にもたらす経済効果は
107億円と推計される。
さらに台風などによる高波を防ぐ防波堤の役割も果たし、観光資源としてもその意義は大きく、
サンゴ礁のある海がもたらす経済的効果は2400億円にも上ると言われている。
なぜ、サンゴ礁はこうまで激減してしまったのか?
衰退する沖縄のサンゴ礁を救うために、私たちになにができるのか?
——沖縄の開発の歴史から地球温暖化の問題、水質汚染の元凶、国と沖縄県のさまざまな対策、
植え付けによってサンゴ礁再生をめざす人々……、
10年にもわたる執念の取材を通して、人間とサンゴ礁とが共生する未来を問う、
渾身のルポルタージュ。

■著者紹介
千葉日比魚(ちば ひびな)
1965年、青森県八戸市生まれ。上智大学文学部社会学科卒業。
株式会社QUICK、ロイター・ジャパン株式会社編集部、
トムソン・コーポレーション日本株式会社「IFR DEAL WATCH誌」編集部記者を経て、
フリーライターとなる。
専門領域は経済金融分野で、主に上場企業の決算発表会レポートを書く。
環境(サンゴ礁)に関する本は本書籍が第一号。
主な著書に、宝島社『別冊宝島 私でもよくわかる決算書』(共著)、
プレジデント社『本邦初! すぐに役立つ誰でも使える家庭決算書』(共著)などがある。

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