乳酸菌神話の終焉
“乳酸菌を増やす”時代は、もう終わり。
- ジャンル
- 家庭の医学
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 箱﨑順之・著
- ISBN
- 9784344695740
- 判型
- 4-6 ・ 242ページ
- 出版年月日
- 2026/1/30
内容紹介
重要なのは菌ではなく代謝物という新常識。
研究から見えてきた、新たな免疫ケアのスタンダードとは。
“善玉菌を飲んで腸に届ける”という従来の認識から脱却し、
腸内から長寿を実現するためにやるべきことを問い直す一冊。
30年の研究から見えてきた腸内の真実
今、現代人に必要な新しい腸の知識を丸ごと解説!
●発酵食品を食べれば健康になれるのか
●科学的視点から見る意味のない腸活
●代謝物を補完するという新たな考え方
■著者紹介
箱﨑 順之(はこざき ひろゆき)
1954年東京生まれ、札幌育ち。
箱﨑は、電子工学、分析化学、生化学、腸内細菌学、分子免疫学を横断的に探究し、乳酸菌代謝物および腸内環境—免疫相互作用のメカニズム解明に取り組む独立研究者である。必要な理論体系・機器分析技術・語学をすべて自力で習得し、自ら確認した事実のみを基盤に仮説を構築する“ 自前主義の科学” を一貫して実践している。
乳酸菌の代謝物に関する動物実験、患者群を対象とした臨床介入試験、海外での臨床データ取得と解析まで、研究設計から検証までの全工程を単独で遂行してきた。
自律神経と食行動の関係を実地で理解するため、研究の合間には自ら飲食店を運営し、食事刺激と生理反応の観察を行った経験を持つ。長年の研究成果を結実させた乳酸菌産生エキス「SLIC16c」の製造においても、ヒト腸管の生態系と物理—化学的環境を可能な限り忠実に再現した独自の培養システムを構築し、腸内環境シミュレーションの高度化を追求している。
箱﨑の研究手法は、顧客から得られる実世界のフィードバックという「結果」を起点に、その背後に潜む生体メカニズムを逆算的に導出する点に特徴がある。これは、商品化を前提にデータを収集するマーケティング主導型研究とは対照的で、因果構造の解明を目的とする純科学的アプローチに近い。
現在は、腸内細菌叢のメタゲノム解析を中心に、腸内細菌の加齢関連変容とヒト老化の分子基盤との対応関係を研究している。「老化という結果から現在の腸内環境が求める姿を導き出す」という反転型の研究デザインをとり、センテネリアン(100歳長寿者)の腸内細菌機能の解析にも取り組んでいる。
また本業以外では、気象現象を高度な科学として捉え、気象条件が小型航空機の運航安全に及ぼすリスク構造に強い関心を持ち、自ら小型機を操縦する立場からNPOを通じて事故防止活動にも取り組んでいる。
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