■著者紹介
平野 俊夫（ひらの としお）

大阪大学名誉教授、日本赤十字社大阪府支部長、公益財団法人大阪国際がん治療財団理事長。1972年大阪大学医学部卒業、米国NIH留学、大阪府立羽曳野病院を経て、熊本大学助教授、大阪大学助教授、同教授、生命機能研究科長、医学系研究科長・医学部長、第17代大阪大学総長を歴任。日本学術会議会員、日本免疫学会会長、量子生命科学会初代会長、総合科学技術会議議員、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構（QST）理事長などを歴任。The Sandoz Prize for Immunology、藤原賞、The Crafoord Prize、日本国際賞、Clarivate Citation Laureates 2021 in Physiology or Medicineなどを受賞。紫綬褒章、瑞宝大綬章を受章。インターロイキン6（IL-6）を発見し、作用機序と慢性炎症性疾患との関連性を解明。関節リウマチや重症の新型コロナウイルス感染症治療薬開発の道を開いた。専門は免疫学。