アイミタガイ
「しあわせの合図」に気づいたら、人生は動きはじめる。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- 増刷 その他
- 著者
- 中條 てい・著
- ISBN
- 9784779009426
- 判型
- 4-6 ・ 288ページ
- 出版年月日
- 2013-04-13
内容紹介
毎朝同じ電車の同じ車両に乗る会社員の澄人、合格確実だった中学に落ちてしまった敦俊、トラブルメーカーのホームヘルパー範子、カメラマンの娘を事故で亡くした元学芸員の優作、そして9歳の時の両親の離婚が傷になり結婚に踏み切れない梓。彼らはみんな、人生の迷子になっています。傍目には平穏に過ごしているように見えても、それぞれの理由があって扉を開くことができず、一歩踏み出すにも踏み出せず、じっと立ち止まっているのです。でも、見知らぬ人の思いが巡り巡って、硬く閉ざされた扉を小さく叩き、彼らは進むべき道をたどりはじめます。気づかないほどのふれあいが誰かの心をそっとゆらし、それぞれの人生を大きく動かしていくのです。「定刻の王」「ハートブレイク・ライダー」「幸福の果実」「夏の終わり」の4つの物語が最後の「蔓草」で一つになる。心に沁み入る連作長編小説。
■著者紹介
1956年生まれ。三重県在住。南山大学文学部仏語学仏文学科卒業。著書に『ヴァネッサの伝言』『ヴァネッサの伝言 故郷』『空に、祝ぎ歌』(いずれも幻冬舎ルネッサンス)がある。2012年斎藤緑雨文化賞長編小説賞受賞。
■幻冬舎文庫
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■著書
『空に、祝ぎ歌』(2011年12月小社刊)
『ヴァネッサの伝言 故郷』(2010年2月小社刊)
『ヴァネッサの伝言』(2008年11月)
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