第一回自分史コンテスト結果発表

【第一回自分史コンテスト大賞作品】電子書籍化決定!!

 

幻冬舎グループ開催のコンテスト企画第二弾として、
皆様の人生が詰まった作品を募集する自分史コンテストを開催しました。

自分史を書くということは、人生の歩みを文章に残すこと。

11月20日に締め切りました第一回自分史コンテストでは、小説コンテストに続き多数のご応募をいただきました。
ご応募いただいたたくさんの皆さま、ありがとうございます。

審査員に選ばれた大賞作品はこちら!

 

【大賞作品 幻冬舎より電子書籍化】

■著者紹介
『ヤクザ映画なんか好きじゃなかった』(辻裕之・著)
発売:2018/3/22

横須賀に生まれ、横浜国立大学経済学部を卒業後、日本映画学校に入学。今村昌平や北野武など、名だたる映画監督作品の助監督を務め、Vシネマ『銀玉命! 銀次郎2』で監督デビューを果たした辻裕之氏。「中途半端な映画好きで、大した夢や目標も持たずテキトーに学生生活を送ってきたクズ野郎が、社畜になんかなりたくないという想いだけで映画ギョーカイに飛び込んで、あれよあれよという間に監督になったあげく、ヤクザVシネの専門家として二十年近くも飯を食ってきてしまった」――そう語る彼は、なぜ、200本を超えるヤクザ映画を撮ったのか? 辻氏の半生とともに、思い起こされる数かずの作品――あの大作から知られざる名作まで、好きな人にはたまらない! 読後は必ずヤクザ映画が見たくなる、消えゆく日本のVシネ界に捧ぐ応援歌。

 

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あらすじ

 ヤクザ映画なんか好きじゃなかった。
 なのに、私の撮った作品のほぼ九割は、ヤクザ映画だ。正確に数えたことがないので、はっきりとしたことは言えないのだが、ヤクザを主人公にしたVシネを、二百タイトル以上撮ってきたと思う(Vシネというのは、本来はオリジナル・ビデオ[OV]、ないしはビデオ・オリジナルと呼ばれる、劇場公開ではなくビデオ発売を主たる目的にした映画のことで、かつて東映ビデオが『東映Vシネマ』と銘打った作品を連発したことから、一般的に『Vシネ』という略称が定着した。我々ギョーカイの人間は、東映の作品でなくてもつい『Vシネ』と呼んでしまうので、ここでも使わせてもらう)。
「辻さんて、ヤクザVシネ専門の監督でしょ」「実録モノなら、辻に撮らせときゃ問題ないよ」そんなギョーカイ評が聞こえてくるのも、いつしか当たり前のことになってしまったし、なんならそれが自分の売りになっていた面も否定できない。
 だけど本当のことを云えば、ヤクザ映画なんか好きじゃなかったのである。

祝!電子書籍化決定!!!

編集者講評

生い立ちから、20年映画を撮り続けるに至るまでを、ありのままに、ときにシニカルな一面を見せながら、仕上げていました。200タイトルを超える作品を撮ったVシネ監督である著者。幼少期では両親の人柄や育った街の風景、映画監督を生業とするようになってからは仕事に対する考え方など、それぞれの世代での出来事を伝える場面がありますが、しっかりと盛り上がりがわかるように書かれているので、飽きさせない。読者が知らない世界の事柄を、わかりやすく記述している点は、読んでいる者に興味を抱かせるに十分な表現でした。好きじゃなかったヤクザ映画を撮り続けてきたが、作品は自分の足跡として残る。人生はひとつなぎになっていると感じさせる作品です。

幻冬舎ルネッサンス編集部マネージャー
芝﨑 拓

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