執筆お役立ちコラム

ライトノベルとは?一般小説との違いや人気作品(作家)の魅力を探ろう

近年、ライトノベル分野が若者世代で特に人気を集めています。
ライトノベルを原作とした、漫画・ドラマ・映画化も増加しており、その相乗効果で作品や作家への認知度もますます上がっているようです。

これら、ライトノベルと、その他一般小説との違いを知っていますか?また、若者の間でライトノベルが人気になっているのは、どのような理由からでしょうか。

今回は、ライトノベルの特徴や、人気の理由、有名作品・作家について探っていきます。ライトノベルの魅力を知り、近年話題になっている作品にも触れてみませんか。今まで踏み込んだことのない分野へ足を踏み入れると、新たな世界の扉が開くかもしれません。

ライトノベルとは?定義や一般小説との違い

「ライトノベル」言葉の由来

ライトノベルの定義を辞書で調べると、下のように説明されています。

“小説のジャンルの一種。定義は曖昧とされるが、一般的にアニメ風のイラストを多用した、アニメ作品にも通じるファンタジー性の高いストーリーなどをおおむね共通の特徴とする作品群の総称。「ラノベ」と略される。”『weblio辞書実用日本語表現辞典より』

“《(和)light+novel》10代から20代の読者を想定した、娯楽性の高い小説。会話文を多用するなどして、気軽に読める内容のものが多い。ラノベ。”『weblio辞書デジタル大辞泉より』

つまり、ライトノベルとは定義として明確には分けられていないものの、若者をターゲットにして作られた気軽に読めて娯楽度の高い小説のことを指します。

ライトノベルと他の一般小説との違いは?

ライトノベルと、他の一般小説にはどのような特徴の違いがあるのでしょうか。
先に解説したように、ライトノベルはその定義が曖昧とされていますが、一般小説との境界を考えてみましょう。

〇ターゲットや内容の違い
ライトノベルは、そのターゲットとして若年層(10~20代)向けに書かれた物が多いです。light(軽い)と名称づけられるように、会話文も多く気軽に読み進められる特徴があります。一方の一般小説は、ストーリーに明確なテーマを与えられ、登場人物の心理変化や人間性を細かく描写するのが特徴です。ターゲットも10代の若者から年配層まで幅広く、純文学のように娯楽性より芸術性を重視する作品もあります。

〇表紙やイラストの違い
一般小説とライトノベルでは本の表紙を見ると、その違いがはっきりと分かります。アニメのキャラクターのようなポップなキャラクターイラストが表紙を飾っていれば、それはほとんどがライトノベルです。人気イラストレーターや漫画家が表紙を描きます。また、ライトノベルでは挿絵でイラストが含まれる場面も多いです。
一方の一般小説でも、キャラクターが表紙になることはあるものの、多くの場合がブックデザイナー(装丁デザイナー)によるもので、ライトノベルほどのポップさは感じられません。

〇なぜ近年ライトノベルが人気なのか
“活字離れ”が叫ばれて久しいですが、そんな時代でもライトノベルが人気なのは、その特徴である軽さにあるのかもしれません。絵が中心の漫画とまではいきませんが、途中に挿絵が含まれたり、会話文が多かったりと、本を読む習慣がなくても、読み進めるのに苦労しない気軽さがあります。
また、ドラマや映画化が盛んであるライトノベル分野では、ドラマや映画を見て面白いと感じた視聴者が原作であるライトノベルの読者になる相乗効果(メディアミックス)も起きているようです。

ライトノベル人気作家・作品と特徴

ここでは、近年話題になったライトノベルの作家や作品を見ながら、人気の理由やそれぞれの特徴を探ってみましょう。

ライトノベル近年の話題作

『転生したらスライムだった件』(著者:伏瀬、イラスト:みっつばー)
「転スラ」との略称で若者に絶大な支持を受けるライトノベルの人気作品。魅力的なキャラクターもさることながら、異世界転生とゲーム要素の両方を楽しめるのも人気理由の一つといえます。

『薬屋のひとりごと』(著者:日向 夏、イラスト:しの とうこ)
中国風の架空宮中で起こる事件を解く「薬屋のひとりごと」はミステリー、ラブコメ、ファンタジー要素を含む今話題のライトノベル。2024年3月時点ではシリーズ累計発行部数3,300万部を突破する、今大注目の作品です。

『わたしの幸せな結婚』(著者:顎木あくみ、装画:月岡月穂)
2023年人気俳優による映画化で、普段ライトノベルに触れる機会のない人にまで認知された本作品。恋愛小説が好きな人に是非読んで欲しいシンデレラストーリーで、次々と続きを読みたくなってしまうとの声も多数。

ライトノベル人気作品の共通点

上の三作品は、いずれも「小説家になろう」のWEBサイトで連載していました。
また、人気になってからは漫画化、アニメ化、映画化などのメディアミックスによって色々な分野の層に認知を拡大するのが特徴です。

ライトノベルは、若者を中心にネットでの評判が広まりやすい傾向にあります。そのため、コツコツとWEBで投稿していた作品に、一度人気の火が着くと、瞬く間に色々なメディアを通して多方面へと認知が広がっていくのです。

ライトノベル作家になるには

若者の間で話題のライトノベル。一度人気に火が着けば様々なメディア展開も期待できるため、夢も膨らみます。ここでは、ライトノベル作家になるために、どのような手順を踏めば良いのかを見ていきましょう。

ライトノベルの特徴をおさえよう

ライトノベルの一番の特徴は、他の一般小説と比べて、サクっと読めてしまう気軽さにあります。そのため、一文を短くしたり、会話文を多くしたりするなど普段活字に触れていない人でも次々読める工夫が必要です。また、自由なストーリー展開が可能なので、日々頭に浮かんだ楽しい着想をもとに、固く考え過ぎずに書き出してみると良いでしょう。

ライトノベルを書くコツ

ライトノベルの場合、まずは少しずつでも文章をWEB上に公開するのがオススメです。WEB小説の投稿サイトでは若者層の読者が多く、反応も得られるので小説を書くモチベーションに繋がります。また、ライトノベルで読者を引き込むためには、魅力的なキャラクターやテンポの良い会話文も重要です。
時には、ライトノベルと相性の良い漫画からストーリー展開やキャラクターのヒントを得るのも発想の広がりに役立つかもしれません。

ライトノベル専門レーベルや新人賞を知ろう

ライトノベル作家を目指すなら、多くのライトノベルに触れる必要があります。出版社ごとにライトノベルを扱うレーベルが存在する場合や新人賞発掘を目指した原稿募集を行っていることも。まずは多くのライトノベルを読み、自分の作風にあったレーベルがあれば、新人賞に応募すると良いでしょう。

【ライトノベル新人賞の例】
・『電撃小説大賞』(出版社:KADOKAWA)
・『講談社ラノベ文庫新人賞』(出版社:講談社)
・『コバルト文庫短編小説新人賞』(出版社:集英社)
・『ライトノベル大賞』(出版社:幻冬舎ルネッサンス)

まとめ

ライトノベルは、他の一般小説と比べて気軽に読めるため、活字に触れる機会の少ない読者層にも入りやすい分野です。ストーリーの自由度や会話文の多さ、アニメテイストな表紙にも特徴があります。

近年では、話題作が瞬く間に漫画・映画・アニメ化されるなど、色々なメディアへの拡大が期待できるため爆発的な人気を得られる分野でもあります。

このような夢のあるライトノベル分野で小説を書くためには、日ごろからライトノベル作品に触れ、コツコツと文章をWEB上に投稿していくと良いでしょう。また、各出版社のライトノベル新人賞に応募してみるのも、ライトノベル作家への道を切り開く方法といえます。

関連コラム

テキストのコピーはできません。