著者インタビュー

ただ、ただ、嬉しいの一言です。「あなたはどんな人間ですか?」という質問に、「わたしはこんな人間です」と自著を示して言うことが出来る、そんな気分ですね。

彼女は殺人犯であり、かけがえのない家族だ。

平凡な主婦だった母が、ある日突然起こした乳児殺害事件。
人生を狂わされた息子と娘は、十数年後、戸惑いながらも出所した母を受け入れるが——。

 

*あらすじ
刑期を終えた母・清子(さやこ)との再会をきっかけに、劉生(りゅうせい)と優子(ゆうこ)は、被害者に対する罪悪感や家族との関係性、自身の心の問題に直面する。
彼らを待ち受けるのは家族の再生か、それとも破滅か——。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

夫を亡くしてから3年が経ち、介護が始まる以前に書き留めていた原稿がフラッシュメモリーに残っていることをふと思い出し、その原稿を送りました。
編集者の方の感想を聞ければ幸いと思う程度の軽い気持ちだったので、原稿を送った段階では特に出版を目指していませんでした。

―制作中に大変だったのはどんなときですか?

初稿を書き上げてから、編集や校閲の専門家による細かな言葉使いの指摘を3回ほど受け、それに応じて修正を加えました。一冊の本を出版する経験を通して、文章に対する心配りが格段に上がったことを実感いたしました。大変なことは何もなく、むしろ楽しい作業でした。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

良かったと思えることはたくさんありましたが、なにより幻冬舎スタッフの感想が聞けたことですね。
ひとりで想像力や創造力を駆使するだけでは難しいこともあるので、他者の視点、特に世代の違う編集者の意見を聞けたことがが一番嬉しかったです。

―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。

色々と印象に残っていて、かえってなにを挙げていいかわかりません。
編集者というのはこんなにも丁寧に作品を読んでくださるんだなぁ、と感激いたしました。
また、装丁に関しては、こちらの希望を受け入れてくださり、とても感謝しています。
ピエタ像と桜の花が見事にマッチして、「やったね!」って思いました。

―読者へのメッセージをお願いします。

読みやすい小説です。とにかく読んで感じて、それぞれの立場で考えて欲しいです。
もちろん、なにも考えずに斜め読みしても結構です。

これからもコツコツ書いていきますから、応援してくださいね!


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