終活の本を読み進めるうちに、自分の経験を通じて、まだ経験のない若い人に親のことをもっと理解して欲しいと考えたからです。私も親のことがわからず、振り返ると、もっと良いやり方があったと考えています。

最初はボリュームを出すため、多くの付け加えをしていましたが、字数をカットし、全体の文体の統一感や言いたいことの一貫性を維持するために少し気を使いました。

何度も読み返しを重ねる必要がありました。読み返すたびに納得していた部分も変わってしまうため、どこかで決断するしかありませんでしたが、編集者の方のご協力がとても有効だったと感じました。

私の本は高齢者だけでなく、一見終活と関係のない若い方にも読んでいただけるように書いています。若い方は終活の本を手に取らないかもしれませんが、人生に疲れを感じている方にも、ぜひ読んでいただきたいと思っています。

この本は終活サービス業者が提供するものではなく、相続や終活に関わってきた高齢者本人が、自身の親の終活への関わりと、妻や子供たちとの実際のやり取りを通じて学んだことをまとめた体験談です。読み物としても楽しんでいただければ幸いです。

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