著者インタビュー

更なる深掘りができたシリーズ作家としての体験は感動的なものでした。

孤島の病院に隔離された少年の名は、ノア。
しかし彼が名前で呼ばれることはなかった。黒塗りのカルテ。記号に変えられた命。担当医・真鍋凛が目撃したのは、医療という名の封印。
――彼らは異形か、それとも奇跡か。
“ひとりの人間”として生きるための闘いが始まる。神と科学が交差する、慟哭の医療サスペンス。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

一作目刊行後、これまでのアイディアを組み合わせて二作目を構成し直し、エンディングまで書き上がった時に、「これなら一作目を超えるインパクトのある作品になる」という確信を覚え、自分で震えました。これは絶対に世の中に出さなければと使命感を覚え、前作でお世話になった担当者の方に原稿を読んでいただけるかお伺いしました。

―制作中に大変だったのはどんなときですか?

一番大変だったのは、一作目を超える物語を作ることでした。いくつかのアイディアはあったのですが、一作目を超えるインパクトがなかなかできず、納得できるストーリーにたどり着くまで何度も構成を考え直しました。

―制作中に大変だったことをどのように乗り越えましたか?

これまで考えてきたアイディアを組み合わせ、二作目の構成を一から見直しました。また、編集者さんからも様々なアイディアやご意見をいただきながら、作品をより良いものへと磨き上げていきました。その過程を経て、「これなら一作目を超えられる」という確信を持つことができました。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

「作品」が「商品」になっていく過程を経験できたことは、とても充実した時間でした。見本刷りが無事に届き、手に取った瞬間、「本になったんだ」と実感しました。編集者さん、そして装丁を手がけてくださったグラフィックデザイナーさんのプロフェッショナルな仕事によって、作品の世界観をここまで美しく一冊の本として形にしていただきました。私一人の力では決して生まれなかった本です。

―読者へのメッセージをお願いします。

本書では、医療や生命科学、生命倫理、多様性といったテーマを描きました。読み終えた後に、「もし自分だったらどう考えるだろう」と、ご家族やご友人と語り合ったり、未来や社会について考えたりするきっかけになれば嬉しく思います。そうした一人ひとりの小さな気づきや対話の積み重ねが、より良い社会につながっていくことを心から願っています。


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