著者インタビュー

長い時間をかけて考えてきたことが、一冊の本として形になり、ほっとしています。

定年後、ふと訪れる「空白」。
仕事を失ったとき、人は何を支えに生きていくのか――。

 

役職定年や再雇用といった制度の実態をひもときながら、役割を失った後の「生き方」を問い直す。
人生の後半をどう生きるか。その答えを探る一冊。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

定年を前に、役割を失ったあと、人は何を支えに生きるのかを自分自身の問題として考えるようになりました。長年研究してきた仕事と人の関係を、広く伝えたいと思いました。

―制作を始める前、どんな不安がありましたか?

研究者として書く文章ではなく、一般の読者に届く文章を書けるかが不安でした。また、自分の考えが独りよがりにならず、読者の現実に寄り添えるかという迷いもありました。

―制作の過程で不安を解消できましたか?

編集担当者の方とのやり取りを重ね、専門用語を減らし、具体例を増やしていくことで、少しずつ不安は解消されました。読者の立場から文章を見直すことの大切さも学びました。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

書くことを通じて、自分が長年考えてきたことが一つにつながったことです。研究や教育の経験だけでなく、自分自身の定年後の生き方も、改めて見つめ直すことができました。

―読者へのメッセージをお願いします。

定年は人生の終わりではなく、新しい問いの始まりです。何を失ったかではなく、これから何を大切にして生きるのかを考えてください。本書が、その一歩を支える言葉になれば幸いです。


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