著者インタビュー

自分の人生における体験を社会に語りかけたかった。

語りは癒やしになる──統合失調症と向き合った一人の女性の静かな挑戦。
病名やラベルを越えて「自分として生きる」ことの意味を問いかける作品。

統合失調症と診断された著者が、自身の過去と向き合い、語り直すことでリカバリーを試みた軌跡である。診断の意味、自らの症状、その解釈に揺れながら、「自分とは何か」を問い続ける姿を描く。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

人生の軌跡として表現された文章を本という形で読み返してみたく、また自分の体験を通して社会に何かを伝えたいと思ったのがきっかけです。

―制作を始める前、どんな不安がありましたか?

前作も自分史だったので、内容の重複や矛盾が生まれないか心配でした。また、制作期間中に予想外の出来事で作業が滞り、期日に間に合うか不安もありました。

―制作の過程で不安を解消できましたか?

編集の方の親身で的確なアドバイスに本当に助けられました。編集作業も迅速に進めてくださり、大変ありがたく感じました。

―完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

言葉が出てこずに黙り込んでしまう方や、そうした方の周りにいる方に読んでいただきたいです。言葉の出し方の参考になればと思います。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

初めて出版される方にとって、制作過程はプロ作家を目指すのか、継続的な出版活動をしたいのかを考える良い機会になると思います。


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