著者インタビュー

東慶太様

チームに心を開くことで

孤独な『半端者』が「一人前」の作品に成長した

『半端者』

ある日、妻子ある男のもとに小包が届いた。
そこには遠い昔自分を好きだと言った男の日記が入っていた-
レディオヘッドを始め、60年代から00年代に奏でられた
哀愁のロックにのせて剥き出される狂おしい情念。
少年期、青年期、壮年期-
愛を求めすぎた「半端者」の人生と、その結末とは…

叶わない恋、歪んだ愛。 生を見つめ直す衝撃作

『半端者』

幻冬舎ルネッサンスから2017年に『半端者』を出版した東慶太さん。出版を決意したきっかけや出版後の変化を伺った。

 

-―出版をされたきっかけ・目的は何ですか?

東 もともと映画制作を志望していましたが、様々な事情で叶わず、諦めかけていました。そんな中、大切な人との出逢いを機に、いま自分にできることは書くことしかないと一念発起し、執筆を始めました。

その際、脚本ではなく小説にしたのは、頭の中の明確な映像を文字に変換する際、言語表現にとことん拘りたかったからであります。

当初は、費用の面から印刷会社の製本で済ませようとも考えました。しかし、映画制作への道を切り開くには確固たる出版物として提示する必要があるとの気持ちが強くなりました。本来は私家版にする予定でしたが、世に発表しないのは惜しいとの編集者の方の熱意に押され、流通本として制作することを承諾いたしました。

 

-―出版前後でどのような変化がありましたか?

東   内容に際どい箇所が多いので、流通本にするには非常に躊躇いがありましたが、一番大切な人の涙をもらえたことが自信に繋がりました。

正直、制作前は費用に見合う結果を出せるか懐疑的な面があったのも事実です。しかし、私の想いを汲んでくださる編集者の方々の誠実な対応と緊密な連携により信頼が生まれ、今となっては適切な判断であったと思います。

また、この出版をもって過去への区切り、未来への始まりにできたことが何よりの財産となりました。

 

-―出版社や編集者とのやり取りで印象に残ったことはありますか?

東 編集者の方々が著者の意気込みを真摯に受け止め、作品に着実に生かしていただいたことが何よりの励みになりました。この作品は構成が込み入っているので、読み手を惹きつけるため巧く整理するのがポイントでした。そこへ複数のチェックが入ったことにより、初稿の活力を空回りさせず的確な着地点に導いていただけたところは、さすがだなと感じました。

また、この小説の鍵となる音楽に精通されている編集者がいらっしゃったことで、よりスムーズに作品の理解を深め、世界観に共鳴していただけたことが印象的でした。

さらに、装丁家とのイメージの遣り取りの中で、象徴的な表紙に仕上げることができたのも忘れられません。
元の画像を縦に回転させ、タイトルの中央を若干下げるというアイデアをいただいたとき、作品に込められた歪みを見事に表していると感嘆しました。
表紙は書籍の顔です。装丁家との妥協なき意見交換によって、インパクトと美しさを兼ね備えた魅力的な表情が生まれたことは大変喜ばしいことでした。

 

-―制作秘話やおすすめポイントなど、改めてご著書の紹介をお願いいたします。

東 本作は、自身の秘められた要素を赤裸々に綴った描写が多分に含まれていますが、それらを認めてくださる担当者の度量の広さがあったことで、安心して作業を進めることができたのが良かったですね。また私的な問題を受容していただけたことにより、この奔放な内容を作品化できたことは非常に感慨深いものでした。

拙著の紹介を一言で申しますと、人生における愛と性の明暗です。

『半端者』とは、決してマイノリティに対する形容詞ではありません。あくまで主人公の不器用な人物像を表現したものです。個々人の関係性の構築において欲望と抑制のバランスを取ることが、いかに困難かつ重要なものか。ときに露骨でときに純粋な物語の中から、嗅ぎ取っていただければ、著者としてこの上なく幸せでございます。

これから出版に取り組もうとされている方々へのアドバイスがあるとすれば、自己の内面を思い切って解放し率直に編集者に伝えることです。ご自身の拘りは遠慮なく明示され、徹底した協議を重ねて納得のいく作品を制作いただければと存じます。 

 

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