著者インタビュー

「本になるかどうか」という視点でもニュースを見るようになりました。

「飲み始めたら、一生飲み続ける必要がある」と言われる高血圧改善の薬・降圧薬。しかし実際には、薬に頼らず血圧を下げることに成功した科学的事例も存在する。果たして血圧を下げるのに、薬の服用は本当に必要なのか。現役の薬剤師である著者は、さまざまな論文や研究結果を照らし合わせ、以下の結論に至る。
「薬の効果は思いのほか小さく、生活習慣の改善は驚くべき効果を発揮する」。薬を飲む代わりにトマトジュース1杯を食事に加えたり、週に最低30分の運動を行ったり……。正しい「食事法」と「生活習慣」を取り入れれば、薬に頼らずとも「適正血圧」まで血圧を改善できる。
病院では教えてくれない降圧薬に関する事実をさまざまな事例をもとに暴く、渾身の医療レポート。降圧剤治療をやめるきっかけを探している人に、ぜひ読んでいただきたい1冊。

―出版執筆をされたきっかけを教えてください。

大学時代の実習や現場での経験から薬をやめたいという人がとても多いことを実感していました。薬の適正使用の一環として、薬の減らす方法、やめる方法を知っておくことも薬剤師として必要であると考えたのが調査活動を始めるきっかけでした。
調べてみるにつれ、特に血圧に関しては科学的には薬の効果は思ったほどでもなく、運動や食事などの生活習慣の改善が驚くべき効果があるということがわかりました。

高額医薬品の発売や高齢化などが原因で医療費が高騰し、国の財政を圧迫していることが問題になっています。その状況の改善に微力ながらも役立ちたいと思ったため、出版を考えるようになりました。

―出版前後でどのような変化がありましたか?

まず、出版の作業において、自身の国語力の無さを実感しました(笑)。執筆、編集に携わる人々を今まで以上に尊敬するようになりました。

また、「これは本のネタにならないだろうか」という視点でも健康に関わるニュースや本、論文をみるようにもなりました。日課の情報収集も、目的があるとより一層楽しくなりますね。

出版を伝えると、家族、友人みな驚き、お祝いをしてくれましたが、その中で大学時代の留学生の友人がいたく感心してくれたのが印象的でした。海外では出版とは日本以上に重要なことなのかもしれませんね。 

―編集者とのやり取りで印象に残ったことはありますか?

本にデータを掲載するにあたり、様々な団体・企業から許諾を得る必要がありました。とある製薬企業から「社内規定などの関係から掲載は認めない」とけんもほろろに断られました。その際に「表現の自由をないがしろにしている。大企業だからといって健康に直接関係する医薬品のデータについて掲載を拒否することが許されるのだろうか」と編集担当者と私で一緒に憤慨してくれたのが印象的でした。

―読者にメッセージをお願いします。

病院や薬局で「薬をやめたい」ということは相談しにくいと思います。また、薬や生活習慣の改善が具体的にどれだけ血圧を下げることができるのかを論紹介した書籍は見つけにくいのが実状です。

拙著では科学的な視点に立ち、薬や生活習慣改善による具体的な改善効果の紹介に力を入れています。そして、健康にとって重要なことはお金でも才能でもなく、やる気と正しい知識であるということを主張するため、極力費用が掛からず、体力に自信のない人でも行える食事、運動方法を紹介しております。
同じように悩んでいる方や今は健康でも今後の知識のためにも多くの方にこの本を手に取っていただきたいです。


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