著者インタビュー

なんとか終わらせることができ、一区切りがついた感じです。

ある男は石の狐に恋をし、ある青年は霧の中で幼い日の自分と出会い、ある人は地面に宿る存在を感じ取る――
日常の奥に潜む神秘と、人の心の奥底に眠る記憶や願望を、詩的な筆致で描き出した珠玉の短編集。
現実と幻想、過去と現在が交錯する中で、登場人物たちは自分自身の真実と向き合ってゆく。

 

魂の奥底に響く至高の一冊

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

同人誌に掲載していましたが、なかなかモチベーションを保つのが大変だったため、自分の刺激になればと思いました。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

作品を客観的に見直すことができたのが良かったです。また、漢字やひらがななど統一されておらず、校正をしていただきとても参考になりました。

―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。

作品を読み込んでいただいているのが、実感できました。自分では気づきにくいことなどもあり、今後の作品にとても参考になりました。

―読者へのメッセージをお願いします。

読後、なんらかの余韻が残れば幸いです。作品は生まれ育った能登地方の情景がよく出てきます。そんな田舎を感じてもらえれば嬉しいです。また、感じたら実際訪れてみて、それを確かめてほしいです。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

なにかを伝えたいという気持ちはだれにでもあると思いますが、出版となるとハードルが高く感じてしまいます。ただ、制作過程で多くの学びを得られたので、強い動機があればチャレンジすることもありかと思います。


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