著者インタビュー

いつからか、一度でもいいので本という形にして自分の思いを形にしたいと考えていました。

通り過ぎていった風景、あの時お世話になった人の顔。
転勤族として幼少期を過ごし、

引っ越しを重ねた著者が見てきた風景と、

今考える自分にとってのふるさととは——。

 

一人のリアルな人生に、あなたは何を感じ取りますか。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは、コンテスト応募でした。父が亡くなり、彼の思考や感情をほとんど知らないまま別れを迎えた後悔から、「自分の子が自分のことを知りたいと思った時のため、自分史を書いておこう」という思いを抱くようになりました。そして、定年退職時に、3年間かけて書いたで自伝を3人の子供たちに贈りました。その作品を60歳以上を対象としたコンテストに挑戦し、出版をすることとなりました。

―制作を始める前、どんな不安がありましたか?

何回かの校正を経て完成品に仕上げるということを、制作当初にお聞きしていました。それを聞いて、「今手元にある原稿がどのように、またどれくらい洗練されるのか」ということに興味があり、不安ではなく、期待感でいっぱいでした。

―制作の過程で不安を解消できましたか?

定年退職後に再就職をしたので、仕事と並行しての書籍制作となりました。作業時間が満足に取れるかどうかが気がかりでしたが、校正の期間を余裕をもって提示していただいた上、「不安があったら何でも聞いてください」と担当の方から伝えてもらっており心強かったです。また、実際にお尋ねしたら私にもわかるように丁寧に教えてくださったので、不安は感じないどころか、楽しく、前向きな気持ちで取り組むことができました。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

校正の過程で、表記のルールについて教えていただきました。また、自分の意図をより明確に伝えるための言葉選びや、その配置に関するアドバイスもいただきました。自分とは違う視点を指摘してもらうことで、言葉で人にわかりやすく伝えるための工夫についても学ぶことができたと考えています。

―読者へのメッセージをお願いします。

もし、私の本を読んでいただき、思うことがありましたら、その思いを教えていただければうれしい限りです。それをお聞きしたからといって、それを参考にして私の人生をやり直すことができるわけではないですが、少なくともプライベートで付き合いのある年下の友人たちに伝えて参考にしてもらえることはできると思っています。また、もし、お答えをお返しできる機会があったら、尋ねていただいたことにストレートにお答えしたいとも考えます。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

文章を書いたことがある人にとっては基本的なことかもしれませんが、とにかく書き始めることが肝腎だと思います。書きやすい文章のスタイルは人によって違うでしょうから、自分にとって書きやすいスタイルを知るためには、やはり書いてみないとわからないと思うのです。また、何を書きたいかについても、書いているうちに自分の関心が向く方向がわかってくるように思います。

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