著者インタビュー

子どものころからの夢が叶い、達成感があります。

戦前、戦後の激動期を経て国づくりに一所懸命だった祖父の世代、高度経済成長期に育ち新聞記者として一世一代の特ダネに挑んだ親の世代、失われた25年につかりながらも未来の希望を抱く子の世代…。早慶戦を軸に祖父、父、息子三代に渡って時空を超えて受け継がれる矜持が綴られた重厚な自叙伝風小説。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

十数年前に書き始めましたが、当時は執筆を始めてからほどなく頓挫してしまいました。会社の仕事に余裕ができたため、3年前から執筆を再開しました。そして昨春、退職したのを機に、一気に書き上げました。知人の勧めもあって幻冬舎に相談したのがご縁で、どうにか出版にこぎつけることができ、達成感を覚えています。

―制作の過程で不安を解消できましたか?

少しずつ本文が読みやすくなったと感じられるようになり、徐々に不安は薄らいでいきました。編集者の方と相談し助言をもらいながら、推敲を重ねました。文中のコラムと、脚注に分けるというアイディアも編集者の方にいただいたものです。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

ゲラの最終直しの佳境に入っていた2023年夏、母校が甲子園で優勝したことです。拙著は野球の早慶戦をモチーフの一つにしています。そこで、「はじめに」と本文中に、母校優勝のエピソードを3行ずつ挿入させていただきました。

―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。

表紙のデザインの出来栄えが素晴らしかったことが印象に残りました。物語の意図を理解していただき、希望を取り入れてもらえたことで、ストーリーをよく表した装丁になったと感謝しています。

―完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

祖父、親、子という3世代の生き様を主題にしています。戦争を体験し日本の復興を支えた世代、高度経済成長期に育った世代、失われた30年にも未来に希望を抱く世代――それぞれに読んでもらえればありがたいです。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

私は何度も挫折しかかったり、あきらめかけたりしました。夢を忘れず、後世に何かを残す、という意地だけを心の支えにしてきました。書籍が手元に届いたときは、やり遂げたという達成感に満たされました。伝えたいこと、残したいこと、関心を持ったことが一つでもあれば、きっとそれがテーマになるはずです。夢に向かって一歩前に踏み出してみたらいかがでしょうか。


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