著者インタビュー

79歳で初めて本を書きました。心配もありましたが、満足しています。

青年・三郎は、学生生活を謳歌する中で出会った弥生という女性に心惹かれながらも、明確な思いを伝えられぬまま卒業を迎え、県庁職員として充実した日々を過ごしていた。
そんなささやかな日常とは裏腹に、隣国との国境紛争は激化の一途をたどっていた。

一年越しの再会を果たした三郎と弥生。二人の元にも、戦争の影が徐々に忍び寄る。
なぜ人々は争うのか。戦争の先には、どんな結末が待っているのか。

 

彼らはそれぞれの決意を胸に、平和を取り戻すべく動き始めるのだった――。

―刊行された今のお気持ちはいかがでしょうか。

79歳で初めて執筆しました。素人ですので、どうなることかと心配でしたが、さわやかな物語を書くことができて満足しています。本書の節子を、主人公の弥生に重ね合わせ、若き日の思い出がよみがえりました。

 

―制作中に大変だったことはありますか?

物語の筋は当初の構想からだんだん離れていきましたが、新しいアプローチで物語を紡ぐことは楽しい経験でした。筆が進まない時は無理をせず、アイディアが浮かぶのを待つために旅行を楽しんだり昼寝をしたりしていました。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

自分がなんとなく考えていたことを文章にしてみると、「こんなことを考えていたのか?」という発見がありました。それはまるで人生を振り返るような感覚でした。その思いを文章にまとめ、子どもたちに見せることができました。自分の経験や考えを伝えることができた喜びを感じています。

―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。

プロの校正者の力量には感心しました。私は素人で、友人にも物書きはいませんし、物書きの指導も受けたことはありませんでした。句読点の使い方やてにをは、誤字脱字、すべてがとても勉強になりました。校正者のアドバイスを受けることで、文章の表現や文章の仕上がりに大きな変化が見られました。

―書籍に込めた思いを教えてください。

ウクライナ侵略をきっかけに戦争を題材とした物語を書きたくなりました。 どうしたら戦争を止めることができるのか、戦争に至る背景は何か。本書はこの問いに取り込む若者の成長物語になりました。

戦争がなぜ起こるのだろうか? その理由は単純なものではありません。歴史的な背景や文化的な要因が影響しています。また、憎悪を生み出す言葉たちも関与しています。戦争の原因を理解するには、表面的なことだけでなく、より深く考え行動する必要があります。

―読者へのメッセージをお願いします。

どんな形でもかまいませんので、読後の感想を教えてください。とても励みになります。もしこの作品を読んで良かったと感じられたら、ぜひご友人にもPRしていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

その気になった時が、行動するベストのタイミングです。たくさんの困難にぶつかることもあるかもしれませんが、何とか乗り越えることができると思います。
「もの言わざるは腹ふくるるわざなり」とは枕草子の言葉です。執筆をしてみて後悔することはないでしょう。勇気を持って自分の思いを文章に表現してみることで、素晴らしい経験が得られると思います。


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