新人賞に応募する原稿を書いていたのに、文字制限を優に超えてしまい困り果てたことがある方は多いのではないでしょうか。
今回は、そうした長い文章を削る・文字数を減らすことを目標に、簡単にできる「文章ダイエット」の方法をお伝えしていきます。
「私はこう言った」「友人は△△を始めた」「太郎は△△だと考える」のように、文の頭に主語を入れていませんか。
文章に主語を入れすぎると、評論風になって作品の雰囲気を壊してしまいます。
主語はどんどん削りましょう。
例えば台詞を書く際に人物名を省きたければ、外見や行動の特徴を描写したり口癖をつけるなどして、誰の言葉か分かるように工夫しましょう。
長くて読みづらい文を書く人に多いのが、接続助詞を多用しているという点です。
接続助詞には「○○ならば」「○○でも」「○○だけれども」「○○なのだが」「○○なので」(太字箇所が接続助詞)などがあります。つい使いすぎていませんか?
次の文を見てみましょう。
私の文には接続助詞が多すぎるので、文を簡潔にまとめたいと思っているけれど、上手にできない。
1文に2つの接続助詞(「ので」「けれど」)が入っていて、少し読みにくいですね。
リライトするとこうなります。
接続助詞を削って文を簡潔にまとめたい。しかし上手にできない。
一気にすっきりしましたね。
意味は変えないまま文が短くなるよう、代案を考えてみましょう。
評論などで専門的な内容を扱う場合は、どうしても一文が長くなりがちです。
とはいえ、なかには避けるべき「長話」も当然あります。
例えば「私がこう考えるに至ったのは、30年前のとある出来事がきっかけだった……」などの、作品のテーマとは直接関係のない自分語り。
主観的な文章は読者を飽きさせますから、ばっさりカットしてしまいましょう。
同じ内容が伝えられるなら、手短に伝えた方がいいのは当たり前。
読者の目線に立って文章を書くことを忘れないようにしましょう。
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